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【マグナム】ピエール・ボワッソン/ムルソー・ペルショ 2019
¥56,000
【タイプ】白 【ワイナリー】ピエール・ボワッソン 【商品名】ムルソー・ペルショ 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】1500ml 【テイスティングコメント】 良く熟したグレープフルーツの香りとローストナッツの香り。よりリッチでミネラル感はしっかりとあるものの、丸みのあるストラクチャー。 <インポーター資料より> ムルソーで現在最も注目を集める若手生産者は誰か。その問いかけに対し、ブルゴーニュの事情通の間で真っ先に名が挙がるのがピエール・ボワッソンである。1954年に設立されたドメーヌの3代目となる彼は、一生涯の師となる父親のベルナールに加え、ムルソーを代表する偉大なドメーヌ、コシュ・デュリに大きな影響を受けている。事実、ピエールのスタイルはしばしばコシュ・デュリと比較される。緊張感あるワインを好む彼は、コシュ・デュリと同じく還元的なワイン造りを行っており、コシュ・デュリを還元的なワイン造りのトップ生産者に挙げるジャンシス・ロビンソンは、ピエール・ボワッソンをそれに倣う最も成功した造り手の一人として取り上げる。また、ピエールはコシュ・デュリのラファエル・コシュと非常に親しく、彼らはドメーヌのフィロソフィや栽培、醸造について意見交換をするだけではなく、畑で使う支柱などを保管する倉庫も共同管理する間柄だ。11haの所有畑はムルソーを中心に周辺のポマール、ボーヌ、モンテリーに広がる。「ブドウに手を加えなければ加えないほど、ワインはよくなる」という信念を持つピエールは、畑仕事を何より重要視している。常に畑に出ているため、日中彼をドメーヌで見かけることは非常に稀だ。ビオかどうかよりも、畑を健全に保つことを優先し、殺虫剤、除草剤、化学肥料などの化学薬品は用いない。収量制限を行い、酸度を保持するため収穫は早い。ムルソーで最も早く収穫する造り手の一人である。
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アモリー・ボーフォール/シャブリ’20
¥9,790
【タイプ】白 【ワイナリー】アモリー・ボーフォール 【商品名】シャブリ 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】 <インポーター資料より> ドーヴィザが所有するシャペル・ヴォーペルテーニュという区画から購入したぶどうで醸造。 実はアモリー自身シャブリにもセラーを持っており、醸造前のぶどうの状態も完璧! 1erクリュに匹敵する石灰岩由来の圧倒的なミネラルと、完璧に熟したぶどうが持つ凝縮した 果実の厚みが全くぶれることなく、余韻にどこまでも続いていく恐ろしいまでの厚みと ミネラルは、飲むもの全てを虜にする。 シャンパーニュのボーフォールと聞いてピンと来た方、正解です! 1971年からビオでぶどう畑を栽培、自然派シャンパーニュのパイオニアである、 アンドレ・ボーフォールのご子息・アモリーが2018年に独立したシャンパーニュ・メゾン! ボルドーの次に有機栽培が難しいとされるシャンパーニュでいち早くナチュラルへ舵を 切った老舗中の老舗ファミリー出身です。 アンドレ・ボーフォールへは2003年から参画、最終的にはお父さん(ジャック)の メゾンの醸造も担当し、新人とは言い難い程の 経験を積んでいるアモリー。 彼が受け継いだ畑は、0.88haの極少の一区画のみ。 キンメリジャン粘土石灰質土壌のこの畑には1971年植樹のピノ・ノワール(0.7ha)と 2014年植樹のシャルドネ(0.18ha)のみ。 畑では1971年より化学肥料や除草剤、殺虫剤は全く使用していない。 (伝統的に戦略的マーケティングが進んでいたシャンパーニュで、ここまでの古いビオの畑を見つけるのは至難の業!) この土地とぶどうを自分の『庭』だととらえ、丁寧にぶどうを栽培している。 「土壌と剪定が最も大切だ」と語るアモリー。 畑は全体に草が生えており、パリサージュ(枝の固定)は高めに設定している。 もちろん礎はシャンパーニュだけど… シャンパーニュで名を馳せているボーフォール家、 もちろんアモリーのベースもコート・デ・バールのバル・シュル・セーヌ。 しかし実は、ブルゴーニュのAOPトネールに40haの土地を新しく購入。 その内15haは現在貸し出しているが、2023年より新しく改築し、 貸していない土地にぶどうを植樹していく計画が! 現在、気候変動のリスクを考え、自身の畑を始めるタイミングを調整中。 もう時間を少しおいてから取り掛かる予定だとか。 (以前アモリー名義で出していたトネールのものは2016年が最後のリリース。これとは別物のようです。) セラーはバル・シュル・セーヌの自宅の下(!)とシャブリにももう一つ。 やりたいことが沢山あって経済的にも難しいタイミングもあったようですが、 益々精力的に素晴らしいワイン造りに励んでいっている!
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マグナム ジャン・マルク・ブロカール/シャブリ・1erクリュ・ヴォー・ドゥ・ヴェイ・マグナム’08
¥12,760
【タイプ】白 【ワイナリー】ジャン・マルク・ブロカール 【商品名】シャブリ・1er・ヴォー・ドゥ・ヴェイ・マグナム 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】1500ml 【醸造】 <インポーター資料より> 1973年、0.3ha から始まった「ジャン・マルク・ブロカ ール」。現在、所有する自社畑は 200ha まで増えた。 家族経営のドメーヌとしては広大な畑。シャブリには大規模生産者が多い。だが、その多くが 1970 年後半の AOC 拡張時に広がった「ポルトラン ディアン土壌」の畑を所有している。 ジャン・マルク・ブロカールは北部「ポルトランディアン土壌」ではなく南部のプレイ村に醸造所を構え、その周辺のキンメリジャン土壌のみに畑を所有。 彼等が所有する畑のほぼ全ては拡張前のシャブリに位置。ヴィラージュも 100%キンメリジャン土壌の畑から造られる。 今ではブルゴーニュ・ブランのようにたっぷりとした果実が前面に出てヨード感を感じさせないシャブリも多 い。「ブロカール」は昔と変わらないシャブリ本来のヨード感を感じさせる。 現当主「ジュリアン」が最も力を入れるのは優良なプルミエ・クリュでも高価なグラン・クリュでもない。スタ ンダードのヴィラージュ「サント・クレール」。 AOCシャブリは買い葡萄から造られることが多いが「ブロカール」のシャブリ「サント・クレール」は全て自社畑。醸造所に隣接した畑で収穫後、すぐに仕込みを行う事が出来る。また、通常AOCシャブリはシャブリ北部の「オックス フォーディアン土壌」の葡萄を使う。この土壌は樹勢 が強く、収量が多いので葡萄が安いのだ。 特筆すべきは「サント・クレール・ヴィエイユ・ヴィーニ ュ」。サント・クレール内にある樹齢 80 年の区画でビオディナミが採用されている。 圧倒的な凝縮度とキンメリジャンのミネラル。そして低いPHからくる高い酸度がこのワインの熟成力を高めていて蔵出しバック・ヴィンテージも素晴らしい状態で楽しめる。 「ブロカール」の大きな転換が2代目「ジュリアン」が 1998 年から始めたビオディナミ。 父「ジャン・マルク」は当時、猛反対したが「ボワッソヌーズ」から始めて今では80%の畑の転換が終了している。 しかし、雨の多かった 2012 年や天候不順の 2013 年にも薬剤を使用しなかったので生産量は半分以下まで落ちてしまった。勿論、売上も半分以下にな るということ。ドメーヌ運営も大変。 「ジュリアン」は他にもウッフ(卵型発酵槽)の導入や、仕立の変更、発酵期間の延長など積極的。グラン・クリュ・レ・プリューズはコンクリート製のウッフで発酵、熟成することで澱の影響を強く受けてより複雑性を強調できている。 ヴォード・ヴェイは東向きの斜度 52 度という厳しい環境なのでモンマンよりも冷涼感が出て、果実よりもミ ネラルと酸が特徴的で最も垂直性が出る。 ヴォロランは肉付きのよい果実味が得られるように変化。モンマンは熟した果実にヨード感を強く感じられるようになった。
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2本セット!! フランソワ・カリヨン/ブルゴーニュ・コート・ドール・シャルドネ 2021
¥15,400
SOLD OUT
【タイプ】白 【ワイナリー】フランソワ・カリヨン 【商品名】ブルゴーニュ・コート・ドール・シャルドネ 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】新樽15%バリックにて11ケ月。後にステンレスタンクにて6ケ月熟成。 ピュリニー村のみのブドウから造られる贅沢なブルゴーニュ・ブラン。 醸造責任者として、父と共に名声を築いた息子フランソワがドメーヌを継承。ピュリニー村にある5つの区画の葡萄を贅沢に使用してます。ナシやアプリコット、白い花を思わせる凝縮した瑞々しい果実。口に含むとミディアムからフルボディ、肉厚でジューシー、リッチでありながら輪郭が、はっきりとしている。若いうちから楽しめます。 品切れ、完売当たり前の大人気ブルゴーニュ・ブランの2本セット!! 早い者勝ち2セットのみのご用意となります。
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フランソワ・カリヨン/カップ・オー・スッド 2021
¥5,170
【タイプ】白 【ワイナリー】フランソワ・カリヨン 【商品名】カップ・オー・スッド 【産地】フランス/ラングドック・ルーション 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】13.5% 【容量】750ml 【醸造】ピュリニーモンラッシェで10日間オーク樽にてマセラシオン及び発酵。 マロラクティックを行う。バリック11ヶ月(新樽20%) <インポーター資料より> 熟した洋ナシ、アプリコットなどの果実にハチミツ漬けのナッツとブランデーを垂らしたような樽由来のリッチな香りに翻弄されるよう。ふくよかで品の良い果実の味わいから、心地良い酸・細やかなミネラルは驚くほど長い時間をかけて伸びていきフィネスの余韻に続いていく。 彼の風貌は、まさに昔ながらの職人を彷彿とさせる。物静かな性格ではあるが、とても実直で内に秘めたヴィニュロンとしての強い信念が伝わってくる人柄。ヴィニュロンとしてのキャリアは、1988年に父のドメーヌであるルイ・カリヨンにてスタート。フランソワは、当時から畑仕事・収穫・醸造などの現場経験を積み重ね、カリヨン家の伝統を祖父や父から受け継いできた。フランソワのワイン造りは現在でも、「畑がワインのクオリティを造る」というカリヨン家のフィロフィーを非常に大事にしている。現在、父から受け継がれた由緒正しき畑に加え、畑仕事に並々ならぬ情熱を注ぐフランソワが厳選し、手に入れた畑からもワインを手掛けている。彼のワインは、どれも偉大なピュリニーという地で生まれるシャルドネの厳格さとフィネスを備え、ピュアで親密なキャラクターが魅力である。2014年には”La Revue du Vin de France”にて、コント・ラフォンやルロワなどと共に、ブルゴーニュで最も偉大な50ドメーヌに選出され、今後注目のドメーヌとして期待される新たなカリヨンである。
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シャトー・ド・グラン・プレ/ブルゴーニュ・ブラン 2020
¥3,960
SOLD OUT
【タイプ】白 【ワイナリー】シャトー・ド・グラン・プレ 【商品名】ブルゴーニュ・ブラン 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】全房使用率100% 。温度管理された環境で、SO2などの添加物は一切使用せず、野生酵母による自然発酵を促します。 8年以上使用のオーク古樽にて5~9ヵ月間寝かせ、最後の1か月は樽に蓋をせず、あえて少しの酸化を促します。これはジュラ地方でよく用いられる手法です。 【テイスティングコメント】 和梨の様な控えめな甘い香りと火打ち石の香りの奥に柑橘系フルーツの香りも潜む。 口当たりから、フレッシュな酸とミネラル感をビシビシと感じる。果実はドライでサラサラとした質感ながら、旨味がしっかり詰まっていることを感じる。 中盤辺りでほんのりと和梨の優しい甘さをフワッと感じる。 最後まで酸とミネラルが豊富で後味にはライムピールの強い苦味と塩気すら感じる。 少しだけ温度を高めのほうが本領発揮します。 牡蠣や蛤など旨味たっぷりな貝類に合わせて楽しむのがオススメ。調理方法は生かグリル、蒸し焼きなどシンプルなスタイルがオススメです。 <インポーター資料より> 詳細・歴史 ボジョレー地区のフルーリー村に位置する、1972年創業の家族経営の生産者です。現在ドメーヌの舵を取っているのは若き生産者ロマン・ゾルダン氏で、彼は かのジュラ地方のビオディナミの雄 『ドメーヌ・ガヌヴァ』 のフランソワ・ガヌヴァ氏に師事し、彼の哲学を受け継ぎながら栽培から醸造までを学び、今でも継続し てアドバイスを受けながら、自らの信念も織り交ぜ、ゾルダン氏自身の独特の世界観を活かしたワイン造りをしています。彼の生み出すワインには個性がありなが らもしっかりと滋味溢れる味わいと美しさがあり、今大注目の生産者のひとりです。 自社畑を8ヘクタール所有し、2000年からは農薬や除草剤の使用を一切やめてビオロジックに移行し、2009年にエコセールの認証を得ています。 気候は海洋性気候と地中海性気候の影響を受けた半大陸性気候で、畑は日当たりの良い丘に広がる恵まれたテロワールを持ち、ゾルダン氏率いる職人たち の丹念な畑作業によって美しいガメイが育まれています。
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レシュノー/ブルゴーニュ・アリゴテ 2013
¥3,080
SOLD OUT
【タイプ】白 【ワイナリー】レシュノー 【商品名】ブルゴーニュ・アリゴテ 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】アリゴテ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】ステンレスタンクにて3〜4週間かけて発酵。12ヶ月熟成。 【テイスティングコメント】 白い花、花の蜜、胡桃の様な香り。 ロワールで作られるシュナン・ブランのデザートワインの様な甘い香り。 飲み口はスッと入ってくるが、まだ青いレモンの様なキレッキレの酸とミネラル感に目が覚める。 果実は程よく厚みがあるがドライでギュッと引き締まっている。変なアルコール感、ボリューム感はない。 鼻からは白い花と胡桃の香りがふっと抜ける。 後味にレモンピールの苦味。 フローラルな香りとは裏腹にキレキレな味わいがgoodな1本。 <インポーター資料より> フィリップとヴァンサンのレシュノー兄弟が運営するこのドメーヌは、1986年創業の若さながら瞬く間に高評価を得て成長した。 今はなきモランというネゴシアンで働いていた父、フェルナンがふたりに残した畑はわずか3ha。それを18アペラシオン(年によって変動あり)、およそ10ヘクタールの規模にまで拡大させたのだ。 ニュイ・サン・ジョルジュを拠点とするドメーヌだが、畑はさまざまな村に点在。 マルサネ、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、ショレイ・レ・ボーヌ……、そしてオート・コートにも。 ブドウ栽培は事実上のビオロジックで、いくつかビオディナミ的な調合物も使っている。しかし、認証を得るつもりはまったくない。
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サミュエル・ビロー/シャブリ・プルミエクリュ・レ・フルノー 2018
¥4,312
SOLD OUT
【タイプ】白 【ワイナリー】サミュエル・ビロー 【商品名】シャブリ・プルミエクリュ・レ・フルノー 【産地】フランス/ブルゴーニュ シャブリ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml サミュエル ビローは、辛口白ワインを代表するシャブリの銘醸地で200年以上続く名門ドメーヌ「ビヨー・シモン」を継承する生産者です。著名なドメーヌがシャブリの最高峰を目指すグラン・クリュ(特級畑)、プルミエ・クリュ(1級畑)で、サミュエルは培った栽培と醸造の豊かな経験と知識を発揮しています。 【テイスティングコメント】 爽やかなレモン、ライム、洋梨に火打ち石の香りも。 口当たりすーっと優しく、口の中に滑り込んでくるなめらかなミネラルのベールに覆われる様にして摘みたてのレモンの様な活き活きとし酸味、それにそっと寄り添う控えめながら凝縮感がある果実味が層をなして流れこんでくる。最後はほろ苦さが舌全体を覆う。 優しくて柔らかだか芯のしっかりした1本。
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ドメーヌ・ド・ルージュ・クー/オート・コート・ボーヌ・ブラン 2018
¥6,270
【タイプ】白 【ワイナリー】ドメーヌ・ド・ルージュ・クー 【商品名】オート・コート・ボーヌ・ブラン 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】 【テイスティングコメント】 レモンやグレープフルーツ、アップルビネガーに少しきな粉の様な香ばしさ。 キレのあるレモンの様な酸がどこまでも伸びやか。これと並走する様に豊富な苦味を飲んだ瞬間から感じる。 この印象的な酸と苦味に包まれる様に果実味が存在する。果実はドライかつピュアで旨味がギュッと詰まっている。ドライな中に微かに熟した柑橘フルーツ甘さも感じる。ただし基本的にはドライ。 ミネラル感もかなり豊富。 スムーズな飲み心地のワインであるが締まるとこ締まっているというイメージ。甘さ控えめなグレープフルーツの様な味わいのワイン。よくあるブルゴーニュのシャルドネとは全く違う。 <インポーター資料より> コートドボーヌ最南端のアペラシン、マランジェ。そこに1998年よりワイン造りをおこなう2人の生産者がいます。彼らの名前はイザベルとジャン・イヴ。ドメーヌの名は「ルージュ・クー!」 イザベルは元保育者、ジャン・イヴは元DJという異色のコンビ。ジャン・イヴは、小さい頃に祖父母がぶどう畑を所有していた事で、ぶどう畑にいつも親しみ、自然が大好きな少年でした。大人になり、ボーヌの農業学校を卒業した彼は、コート・ド・ボーヌのワイナリーで働いて経験を積んでいきました。 そんなジャン・イヴは、1992年に旅行中のスイスでイザベルと出会い、ブドウ畑に興味を持っていたイザベルも、すぐにジャン・イヴと意気投合。それから月日が経ち、いつか自分達のワイナリーを持ちたいと探し回っていた2人に、マランジュの見事な立地条件の畑を取得するチャンスが訪れたのです。そして、1997年に理想とするワイン造りを実現できそうなぶどう畑(1ha)と、一軒の家を購入し、翌年の1998年にはワイン造りを始めました。初年度はネゴシアンヘの販売が生産量のほとんどを占めていましたが、ワインの品質に納得がいくようになり、設立3年目にして全て自社ビン詰めに切り替えました。彼らにとってワインを造るにあたっての重要点は、栽培や醸造に対する厳格さと情熱、そして”優れた畑”であると断言します。そして、ワインとはぶどう畑を尊重した栽培をする事だと信じ、日々の仕事を行っています。自然を大事にした栽培を心掛け、除草剤や化学肥料などの化学合成物質は一切使用せず、バイオダイナミックスを取り入れています。 ドメーヌの名前の「ルージュ・クー」とは、蔵を建てている最中に、ジョウビタキ属の長くて赤い尾を持つ渡り鳥の巣を誤って壊してしまい、この渡り 鳥がドメーヌにまた帰ってきてくれるようにとの願いから、「DOMAINE DES ROUGES QUEUES (赤い尾の鳥)」と名付けました。その後、その小鳥たちは春になるとドメーヌに戻って来てくれるようになりました。 前項でも述べましたが、ドメーヌ・ルージュ・クーではブドウのポテンシャルを大いに引き出すために、畑での仕事を一番重要と考えています。醸造・熟成中も余計な手はなるべく加えず、優しく見守り、ブルゴーニュのテロワールを心地よく感じられる、デリケートなワイン造りを心掛けています。