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マス・ドイシュ/サランケス 2019
¥9,900
【タイプ】赤 【ワイナリー】マス・ドイシュ 【商品名】サランケス 【産地】スペイン/プリオラート 【葡萄品種】ガルナッチャ65%、カリニェーナ25%、シラー10%。 【アルコール度数】15% 【容量】750ml 【醸造】丁寧に手摘みしたブドウを傷付かぬように10キロ入りケースに入れ醸造所へ運び、 畑とセラーで2度の選果。醸造所では粒選りして完璧なブドウのみを用います。 フレンチオークバリックで14カ月熟成。 【テイスティングコメント】 凝縮した黒い果実風味、滑らかで甘く熟したタンニン、心地良い酸のバラ ンスが非常に良く、粘板岩土壌の典型的な複雑で上品なミネラルが味に深みと余韻 を与えている。 ガルナッチヤとカリニェーナは樹齢70~90年の古木。 サランケスの畑はリコレリャ土壌(粘板岩土壌)、標高350~450メートルの急斜面。 プリオラート北東部のポボレダ村にあるマス・ドイシュは、1998年にドイシュ家と ヤゴステラ家によって創設されました。ドイシュ家は、1850年からワイン醸造を始め、 1878年のパリ万博や、1888年のバルセロナ万博でメダルを獲得する銘ワイナリーでした。 フィロキセラの被害を受け壊滅状態になった後、プリオラートの土着品種ガルナッチャ種、 カリニェーナ種を植える等して、プリオラートの伝統を大切に守ってきました。しばらくの間は栽培したブドウを農協に売却していましたが、「樹齢100年を超える古木からは素晴らしい ワインができるはず」と確信を持った醸造家のラモン・ラゴステラ氏とマーケティング担当のバレンティ・ヤゴステラ氏の兄弟が、彼らの叔父の3代目のジョアン・ドイシュ氏を説得して、叔父ともにワイナリーを再建しました。そして、今では米国カルフォルニア、ナパバレーの ワイナリーで働いていた姪のサンドラ・ドイシュ女史を醸造家として呼び寄せ、ジョアンの息子ホセ・マリア、マイテ(ホセ・マリアの妻)、ラモン、バレンティ、5名で一緒に ワイナリー経営を行っています。 彼らは、かけがえのない財産であるプリオラート独自の地形や土壌、気候といったテロワールやブドウ品種を、そのまま表現したワイン造りを心掛けています。エレガントでバランスが よく、長期熟成にも十分耐えうる、強烈な個性を備えた偉大なワインを、ワインへの愛情が 深い愛好家の人たちと分かち合うことが、彼らの誇りであり喜びです。 マス・ドイシュのブドウ畑は、すべて標高350~650メートルの高地にあり、平均樹齢は 70~115年。このような古木は自然に収穫量が少なくなり、1本の木に僅か一房300gの凝縮したブドウしか実りません。年によっては全く実を付けない場合もあります。これらの 古い畑をドイシュ家は永い間、大切に栽培を続けた結果、現在の高品質ワインを造ることが 可能なのです。樹齢の若いブドウは他社へ売却します。 <プリオラート>カタルーニャの南に位置するプリオラートは、大都市バルセロナから車で 2時間しか離れていないのに、まるで地の果てのような景観をしています。スレート岩盤に 覆われた切り立った丘陵、ポルトガルのドウロ地方を思わせる崖のような急斜面。ブドウが 植えられた段々畑は、遠目からは地の底へ続く巨大な階段のように見えます。 このような場所では機械を入れることができないため、畑での作業はすべて手仕事に なります。人間にとって重労働を強いるこの地はしかし、ブドウにとっては、品種の個性を 最大限に備えることのできる理想郷。土着品種のガルナッチャやカリニェーナ、国際品種の シラーやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなどが、標高100メートルから700メートルまでの間に植えられています。 リコレッラと呼ばれるスレート(粘板岩)土壌と、豊かな日照、そして情熱にあふれた若い 生産者たちに恵まれたプリオラートは、凝縮した果実味と、ミネラルが豊かな赤ワインが 生まれる、スペインきっての優れた産地として、多くのワインライターやワイン愛好家に 支持されています。プリオラートのワインが凝縮感と豊かな個性をもつワインに 仕上がるのは、この地ならではの厳しい栽培条件による低い収穫量のおかげです。 マス・ドイシュはプリオラートの北東、モンサンとセッラ・デル・モッロという2つの山脈に守られたポボレダ村にあります。ここは、2つの山脈間のポポレダ渓谷を吹き抜ける 北東からの冷たい風のおかげで暑さがやわらぐため、プリオラートのほかの場所よりも生育 シーズンが長く、ブドウは酸を備えながらゆっくり完熟を迎えることができるという素晴らしい条件に恵まれています。
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グラモナ/サビナト 2018
¥5,500
【タイプ】白 【ワイナリー】グラモナ 【商品名】サビナト 【産地】スペイン/ペネデス 【葡萄品種】ソーヴィニヨン・ブラン100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】一番絞り果汁のみを使用。果汁はスキンコンタクトを一切行わない。果汁は12時間放置して果汁がクリアになったらステンレスタンクへ移し発酵を行います。発酵がある程度進んだタイミングでミディアムトーストのフレンチオーク樽(1/3は新樽、1/3は1年使用した樽、1/3は2年使用した樽)に移して引き続き発酵を続ける。発酵終了後6ヶ月熟成。定期的にバトナージュを行う。 【テイスティングコメント】 微かなトースト香の奥には完熟パイナップルやライム、オレンジ、オレガノやタイムの様なハーブ香が控えめに香る。 フレッシュな酸とミネラル感が最初に飛び込んで来て最後まで伸びやかだが、常にその周りにはトロミすら感じる滑らかな果実味が覆っている様な不思議な飲み心地。 質感は非常に滑らかなで甘さ控えめなパイナップルの様な味わい。程よく厚みもある。 鼻から抜けるのはトースト香そしてパイナップルとハーブ。 ニュージーランドのソーヴィニヨンブランともロワールのものとも異なる個性的な1本。 香草を効かせた豚や鶏、ウサギ料理によく合う。 <インポーター資料より> かつて高品質のカバをつくる生産者として有名だったグラモナ社。現在は原産地呼称カバを品質重視のカバ生産者8社と共に脱退しカバにかわる最高級スパークリングワイン“コルピナット”の生産に力を入れている。