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ファットーリア・カステッリーナ/トスカーナ・ロッソ・ダイノ・ビアンコ 2020
¥7,260
【タイプ】赤 【ワイナリー】ファットーリア・カステッリーナ 【商品名】トスカーナ・ロッソ・ダイノ・ビアンコ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】100% 【アルコール度数】14.0% 【容量】750ml 【醸造】セメントとステンレスの小さな開放樽で8日間の発酵をともなうマセラシオン。 中古バリック(4−5年落ち)12ヶ月後にセメントタンクでさらに 6ヶ月熟成。 【テイスティングコメント】 スミレ色を帯びた濃い赤色。チェリーやフランボワーズ、ブラックベリーやカシス、 黒コショウやスパイスの香り。円やかな口当たり。 1999年から徐々に自然農法を取り入れ、2004年から完全にビオディナミコに移行した。 その目的はこの土地から生まれる作物を次世代へ伝え残すため。 ぶどう、栗林、麦、オリーブ、地中海性のいろいろな植物・・・ 全ての自然と人間が、手を取り合って永遠に生きていくにはどうしたら良いだろう? 考え抜いた結果、ビオディナミコにたどり着いたのだ。 また、ファビオとともに農園を長く支えた同志、イヴァン・キリコが独立。 (イヴァンのワイン情報もチェック!!)。 ファビオ自身はサポートの立場を取りながら、現在は娘のエレオノーラ、息子の フランチェスコと共に農園を経営。 さらに、新しい世代が加わったことで、ワインのエチケットを一新! 「ぬらし絵」と言われるルドルフ・シュタイナーの水彩教育からインスピレーションを受け、 自然の色合いがまるで「生きているかのように表現」されている特徴的なエチケット。 彼らのワインそのものが、まさに「生きたワイン」であること、そして様々な表情を見せる 味わいを楽しんでもらいたという彼らの思いが込められた作品に。。! 真っ当な自然派がごく僅かなキャンティ地区での偉大な功績が認められ、 2009年版のイタリアBIOワインガイドにて、たった一つの蔵元オブ・ザ・イヤー、最高位に選ばれた。最近は、出店自体をしていない。 彼の話を聞いていると驚くほどに醸造の話が少ない。 「ワイン造りはぶどう作り。畑の仕事が90%。だから醸造でやることはほとんどない」というのだ。 農園の総面積は110ha。栗の林、オリーブ、ぶどう、地中海特有の植物など様々な植物がミックスされている。 畑は全て森に囲まれていて、ケミカルな要素が入り込めない自然な環境。 そのため、ビオディナミコを行うことは比較的簡単なこと。 畑は全て南向きで土壌は砂浜のように柔らかい砂質。 ディボルナという港町まで50kmあるが、数百年前はこの畑もすべて海だったという。 丘の頂上にはピエトラマリーナ、『海の石』という名前が付いて、実際畑には岩が多く、 近くからは鯨の化石などが発見されるという。 長年ビオディナミコを実践している彼の畑仕事は、なるほど、専門的でありながら、 非常に理にかなっているので、納得できるものばかり。 ①ぶどうは本来自身で栄養分を探しに行く性質があるため、人間が栄養分を与えてしまうと探さなくなりよくない。飼育させた動物が野生に戻っても生きていけないのと同じである。 ②プレパラート501番は太陽光線を防ぐ役割。 ケイ石が多いこの地では必要ないので、代わりに500番(牛の角に植物を詰めたもの)を使う。 ③赤い花(みつばマメ科)は地中で根を大きく広げる性質があり、地中の窒素を固定する役割。 その花の状態で星の力と土の力のバランスが分かる。 ・茎が小さい、根が短く上に伸びている→宙とのつながりが深い。 ・茎が太い、根が横に広がっている→土とのつながりが深い。 ④月の満ち欠けではなく、「月と地球の距離」によって農作業をする。 近い時は土や根の作業、遠い時は枝葉、実の作業をする。 自然農法の理論に従うのではなく、長年の経験から必要とするものを取り入れ、臨機応変に対応していく。 そして土地にパワーを与えるものを取り入れる。決して自然を歪めるような無理はしない。 自然の森に囲まれた畑、ティレニア海からの微風、複雑なハーブの香りなど、海の香り。 この環境はまさに、ファビオ氏が畑の声に耳を傾けてきたその姿勢の賜物なのだ!!
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フォントディ/フラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェ 2018
¥28,600
【タイプ】赤 【ワイナリー】フォントディ 【商品名】フラッチャネッロ・デッラ・ピエヴェ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ100% 【アルコール度数】15% 【容量】750ml 【醸造】完熟した健全なブドウだけを手摘みで収穫。ステンレスタンクで自然酵母を使いて 約 3 週間発酵・マセラシオンを行う。2016 年よりテラコッタで醸造した サンジョヴェーゼを 2%ブレンド。新樽を含むフレンチオークのバリックと キャスクで合計 24 ヶ月熟成。 【テイスティングコメント】 フォントディの傑出したワインの一つである。これまでのフラッチャネッロの中で最もリッチで凝縮感が高く、ほんの少し 2016 年より酸が高めではあるが、味わいにそのような違いは 感じられない。少し時間を置くと、ダークチェリーやスミレ、ラベンダー、スパイス、モカ、黒鉛を思わせるアロマがグラスの中で香り立つ。ソルボと同様、2018 年のフラッチャネッロのスタイルは、過去のヴィンテージに見られるような力強さはないが、最初から最後まで感じられる生き生きとしたエネルギーと上品な佇まいが印象的。 一躍フォントディの名を世界に轟かせたワインこそ、このフラッチャネッロに他なりません。ジョヴァンニ・マネッティが「私の息子」と形容する思い入れの強いワインで、フォントディの全てが集約された秀逸なる「スーパータスカン」です。ラベルの十字架は人と大地の繋が りを象徴するもので、テロワールとワイナリーの歴史を尊重する気持ちが込められています。 フォントディは、トスカーナ州キアンティ・クラッシコ地区の中心部にあるパンツァーノの 街の南側に位置しています。「コンカドーロ(金の貝殻)」と呼ばれる円形劇場の形をした 盆地が広がるこの地は、暖かく乾燥したミクロクリマのお陰で、伝統的な高級ワイン産地と して何世紀にも渡り名声を馳せてきました。フォントディが所有する 180ha の土地のうち 110ha がブドウ栽培に使用されています。畑では、有機農法を採用し、極力余分な干渉を 加える必要がないよう、土地本来の力を最大限に生かした栽培を行っています。また、 サンジョヴェーゼのスペシャリストである著名な醸造家フランコ・ベルナベイを コンサルタントに迎え、この地区を代表する秀逸なワインを生み出しています。 トスカーナのワインの歴史は古く 14 世紀に溯りますが、1960 年代までは大量生産される質の悪いワインが公然と出回っていました。当時、多くの生産者は、輸出市場の隙間である安売りジャグ・ワインの市場を目指しており、ブドウ栽培農家も収穫に関しては質よりも量を重視し、ブドウの樹を機械での収穫に適した水はけの悪い平らな土地に植えていました。 キアンティのワイン醸造の未来に暗雲が立ち込めていた 1968 年、ドミジアーノと ディノ・マネッティ兄弟は、このパンツァーノの地でワイン用のブドウ畑を購入しました。 その当時、畑は荒れ果てていましたが、西向きの急斜面で最高の気候条件が揃っていました。 マネッティ兄弟は多額の資金を投じてブドウの樹を植え替え、設備の近代化を含む様々な面でフォントディを改革し、やがてトスカーナにおけるワイン作りの最先端を行くようになりました。トスカーナのワイン作りが大きく変化してゆく中で試行錯誤を繰り返し、ついに、 国際的なワイン市場で大好評を博したスーパータスカン、フラッチャネッロで大成功を納めました。 現在、フォントディは、初代オーナーの親族で従兄弟同士のマルコとジョヴァンニが共同で運営しています。ジョヴァンニは、キアンティ地区で最も優れた生産者の一人でありながら、キアンティ・クラッシコ・コンソルツィオ(協会)の会長を務めるなど多才な人物として知られています。近年では、UGA(追加地理的単位)の制度導入にも注力し、この地区のワイン産業の発展に尽力しています。
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アルジャーノ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ヴィーニャ・デル・スオーロ2018
¥33,000
【タイプ】赤 【ワイナリー】アルジャーノ 【商品名】ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ヴィーニャ・デル・スオーロ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ100% 【アルコール度数】14.5% 【容量】750ml 【醸造】コンクリートタンクで発酵、大樽24ヶ月熟成 【テイスティングコメント】 構想から6年を経てようやくリリースされたワイナリー初となる単一畑のブルネッロ。所有する中で最も古い畑で、植樹は1965年。ワイルド・ベリー、カシス、ドライハーブのアロマに、スパイスやスモークの繊細なニュアンスが溶け込み、しなやかでありながらも複雑。骨格のあるタンニン、傑出した凝縮感も同時に感じられる。この区画ならではのエレガンス、鮮やかさが魅力的に表現されたアルジャーノ渾身の一本。 伝統ある生産者、アルジャーノ アルジャーノは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの最南端地区、サンタンジェロ・イン・コッレのシンボルとなる生産者の一人だ。シエナの貴族、ペッチ家により1581年にヴィラが建造された頃からワイン造りが始まったとされ、19世紀のイタリアの詩人ジョズエ・カルドゥッチは、そのワインの素晴らしさを詠った詩を残している。この伝統ある生産者が世界の注目を集めるようになったのは、1992年に所有者となったノエミ・マローネ・チンザノ伯爵夫人の時代である。潤沢な資金力を活かし、彼女はブドウ畑を広げ、セラーを改装し、偉大なワインを生みだすための基礎を築いた。そして1995年、イタリアを代表するエノロゴ、ジャコモ・タキスの手によりソレンゴが誕生する。ボルドー品種を中心にフランス品種で構成されたこのワインは、イタリアのワイン史にその名を刻む革新的な作品となった。このソレンゴに加え、2003年からジャコモ・タキスの後任を務めたハンス・ヴィンディング・ディエルスがボルドー出身のエノロゴだったためかアルジャーノではボルドー品種が話題にされがちだが、彼らの根幹をなす品種はまぎれもなくサンジョヴェーゼである。事実、アルジャーノは1967年のブルネッロ協会の設立に尽力した生産者の一人であり、1970年という早い時期からブルネッロを生産している。 高い評価を得るブルネッロ 彼らが本拠を構えるサンタンジェロ・イン・コッレは、ブルネッロのアペラシオンで最も暑いエリアとなる。ブドウの成熟は早く、モンタルチーノの街周辺に畑を所有する生産者よりも2-3週間早く収穫することもある。この暖かな気候と、砂を含む粘土や石灰の土壌により、ワインは大らかでボリューム感のある味わいが特徴だ。この地の魅力が詰まったアルジャーノのブルネッロは、多くの専門家に高く評価されてきた。近年では、偉大な2010ヴィンテージでボルドーとイタリアに造詣深いワイン評論家のジェームズ・サックリングから98点を獲得し、2015年度の最高のイタリアワインのひとつに選ばれた。また、40年以上イタリアワインの商取引に携わるスペシャリストであり、マスター・オブ・ワインでもあるニコラス・ベルフレージは自身の著書の中で、アルジャーノのブルネッロがサンジョヴェーゼの個性と長所を正確に表現していることに衝撃を受けたと記している。 偉大なエノロゴ、アルベルト・アントニーニ フランス品種を用いたソレンゴやノン・コンフンディトゥールの熟成にはフレンチオークのバリックを用いる一方、ブルネッロはボッティと呼ばれる大樽で熟成される。52haのブドウ畑は土壌タイプや品種によって分類され、区画ごとに醸造が行われているが、ブラジルの投資家に醸造所の所有権が移った2013年以降、これまで以上に畑を重視し、その力を引き出すための大規模な投資が続けられている。畑に対するアプローチの見直しを含め、新たなアルジャーノのワイン造りを指揮するのは、2015年にコンサルタントに就任したアルベルト・アントニーニだ。Decanterでミシェル・ロランやクリストフ・ルーミエと並び世界の5大醸造家に選ばれた、トスカーナ出身の偉大なエノロゴである。化学肥料の使用を極力制限するのはもちろん、薬剤を使わずに病害に対抗するため、害虫に敵対する昆虫を畑に導入し、ビオディナミの調剤も試験的に取り入れている。土中の微生物の働きにも注目しており、DRCやルロワ、ガヤ、アンティノリなどのトップ生産者にブドウの苗木を供給する苗木業者のギョームと協力し、菌根の研究も進めている。また、熟成用の大樽が新調され、25万本のボトルが熟成可能な地下セラーも増設された。これらの変化がもたらすアルジャーノの更なる可能性に、ワイン評論家のアントニオ・ガローニも大きな期待を寄せており、また2018ヴィンテージのBrunello di MontalcinoがWine Spectator 誌「2023年の世界トップ100ワイン」1位の座を獲得するなど、今後の躍進にますます目が離せない。 一言でいって今飲み頃です。熟成した感じがお好きな方はもう少し寝かせてからの方がお勧めですが、フレッシュさと力強さが楽しめる今飲んで頂いて充分楽しめる状態です。
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テヌータ・ディ・カペッツァーナ/ウーゴ・コンティーニ・ボナコッシ’13
¥25,300
【タイプ】赤 【ワイナリー】テヌータ・ディ・カペッツァーナ 【商品名】ウーゴ・コンティーニ・ボナコッシ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ100% 【アルコール度数】14% 【容量】750ml 【醸造】50%を新樽にて、50%を古樽のバリックにて18か月+瓶内12か月以上 【テイスティングコメント】 先代ウーゴへ捧げる1本。濃いルビー色。スパイスのヒントを感じルエレガントで 果実味のある芳醇な香り。ブルガリアンローズや赤い果実、マスタード、カルダモンなどの スパイス、タバコなど複雑で力強くも洗練された味わいで、タンニンはスパイシーで甘く 滑らか。肉料理、チーズ全般と。
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テヌータ・ディ・カペッツァーナ/ヴィッラ・ディ・カペッツァーナ・10イヤーズ’13
¥8,900
【タイプ】赤 【ワイナリー】テヌータ・ディ・カペッツァーナ 【商品名】ヴィッラ・ディ・カペッツァーナ・10イヤーズ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ80%、カベルネソーヴィニヨン20% 【アルコール度数】14% 【容量】750ml 【醸造】23 hlのフランス産オーク樽にて12か月+瓶内12か月以上 【テイスティングコメント】 濃いルビー色。スパイシーなニュアンスの柔らかくエレガントなアロマ。濃く甘い タンニンと、テクスチャーとボディとの調和が取れたバランスの良い酸味。小さな 赤い果実とスパイスのトーンのフィニッシュで余韻は長い。肉料理、チーズ全般とともに。
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モンテヴェルティーネ/ピアン・デル・チャンポロ’20
¥6,930
【タイプ】赤 【ワイナリー】モンテヴェルティーネ 【商品名】ピアン・デル・チャンポロ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ5%、コロリーノ5% 【アルコール度数】13% 【容量】750ml 【醸造】スラヴォニア産オーク樽12か月+瓶内6か月 【テイスティングコメント】 チェリーやオレンジピール、薪の香り、大地香に、ほのかにフレッシュオレガノなどの アロマが混ざり合う。まろやかな味わいに、ほどよいタンニンが広がり、心地よい余韻へと 続く。サラミやパスタ、グリルした肉料理とともに。
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モンテヴェルティーネ/モンテヴェルティーネ’17
¥12,000
【タイプ】赤 【ワイナリー】モンテヴェルティーネ 【商品名】モンテヴェルティーネ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ5%、コロリーノ5% 【アルコール度数】13.5% 【容量】750ml 【醸造】スラヴォニア産とアリエ産の樽24か月+瓶内6か月 【テイスティングコメント】 チェリーや赤いプラムの香りに、ほのかにオレンジピールやコーヒー、フレッシュな ハーブ、セダー香が調和する。 深みのあるふくよかな味わいで、酸味やタンニン、土地香が感じられ余韻が持続する。 サラミ、グリル肉、パスタ、煮込み、魚のブイヤベースなどと。
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モンテヴェルティーネ/レ・ペルゴーレ・トルテ 2020
¥29,200
【タイプ】赤 【ワイナリー】モンテヴェルティーネ 【商品名】レ・ペルゴーレ・トルテ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】サンジョヴェーゼ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】スラヴォニア産オーク樽とアリエ産バリックで24ヶ月間 【テイスティングコメント】 色調はガーネットからややフェードしたルビーレッド。香りはバルサミコやチェリーのジャム、小タマネギ、杉の木、タバコ、ルバーブ、カルダモン、サクランボなどの様々。味は骨格がしっかりとしていて肉厚な果実味と強めのタンニンをバランスよく表現しています。
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ラ・ルピネッラ/ルピネッラ・ビアンカ 2020
¥5,830
【タイプ】白 【ワイナリー】ラ・ルピネッラ 【商品名】ルピネッラ・ビアンカ 【産地】イタリア/トスカーナ 【葡萄品種】トレッビアーノ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】アンフォラにてシュール・リー6ヶ月、瓶内3ヶ月。 【テイスティングコメント】 若い檸檬、ライム、海辺の石の様な、絶対ドライな味わいである事が想像出来る様な香り。甘やかさは一切ない。 口に含んでみると、やはり厚みのあるキレッキレな檸檬系の酸が伸びやかで、果実味はこれでもかという位にギュッと引き締まっていてドライ。やはり甘さは、殆ど感じない。 さらに、若い檸檬やライムを皮ごと食べたかの様な強い苦味がゴリゴリと押し寄せてくる。 ミネラル感もたっぷりと。 お魚の可愛いエチケットからは想像出来ない様なキレッキレで骨太な1本。 このワインがこんな感じで甘さ一切なしのゴリゴリ系なので、脂がしっかりとのった甘みがありつつ、ふくよかで食べ応えがあるお魚、例えば焼いたブリなんかに合いそうなワイン。 <インポーター資料より> ビトッシファミリーの家系は遠く1536 年まで遡ることができます。 代々フィレンツェからほど近い村でさまざまなかたちで陶器造りに携 わってきました 。 1 9 2 1 年 に グ イ ド ・ ビ ト ッ シ が 陶 器 ブ ラ ン ド を 立 ち 上 げ 、戦 後 家 業 を 継いだヴィットリアーノはビジネスを発展させます。そんなヴィットリ ア ー ノ が 1 9 7 0 年 代 半 ば に キ ア ン テ ィ エ リ ア の 中 心 地 、ヴ ィ ン チ 村 に ル ピネッラの土地を購入 。近現代には休耕地となっていたこの土地の 可 能 性 を 信 じ 、か つ て の よ う に 高 品 質 な ワ イ ン 作 り を 再 興 し た い と 考 えたのです。 ワ イ ン 作 り は 当 初 家 族 用 だ け で し た が 、1 9 9 0 年 に 彼 の 子 供 た ち の マ ル コ と チ ン ツ ィ ア が 土 地 に 適 し た ブ ド ウ を 改 植 し 、ワ イ ナ リ ー を リ ノ ベ ー シ ョ ン し 本 格 的 に ワ イ ン 生 産 を 始 め ま す 。現 在 は マ ル コ の 妻 マ ニュエラ・マルツィと次の世代によって更なる改革が進められています。 畑 は い ず れ も キ ア ン ティ D O C G 内 の 標 高 5 0 m ~ 2 7 0 m の 丘 陵 地 、 ヴィ ル ジ ニ オ 川 を 見 下 ろ す 深 い 森 に 囲 ま れ た モ ン テ ス ペ ル トリ に 1 0 h a (サンジョヴェーゼ他)と、サンタンサノのモンタルバーノの丘に 2ha ( ト レ ッ ビ ア ー ノ ) の 合 計 1 2 h a を 所 有 し ま す 。 冷涼な気候と鮮新世 (約530万年前から260万年前 )に形成され たブルーグレー色の小石の混ざった石灰粘土質土壌が 、芳醇で力強 く骨 格 の あ る 長 期 熟 成 に 適 し た ワイン を 生 み 出 し ま す 。生 物 多 様 性 を 守 る た め 、有 機 農 法 を 取 り 入 れ 有 機 肥 料 や 緑 肥 の 使 用 や 、全 て の 作業を手作業で行うなど、伝統や技術を大切にしています。 ワイナリー名の由来である「ルピネッラ」はこの地に自生するマメ科 の植物で、土壌改良や緑肥としての働きや生態系を保つ役割を果た すなど、彼らにとって必要不可欠で象徴的な存在です。 醸 造 に お い て は 、コ ン サ ル タ ン ト に 天 才 醸 造 家 ル カ ・ ダ ッ ト ー マ 氏 を迎え、彼の真骨頂であるオーガニックメソッドを活かしたワイン作り が行われています。イタリア製アンフォラやセメントタンク、木樽など を 目 的 に 合 わ せ て 使 い 分 け 、ま た 2 0 2 2 年 か ら は す べ て の 発 酵 を 天 然酵母で行うべく準備が進められています。 「土」から恩恵を受け創作活動を続けてきたビストッシ家 。遥か昔 エトルリア人によってワイン作りの基礎が築かれ 、ルネッサンス期に ワイン文化が花開いた中心であるこの場所で、自然との調和を目指し「 土 」 か ら「 美 」 を 創 造 し 続 け ま す 。