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シャトー・ドゥ・シャミレイ/メルキュレ・ブラン 2021
¥7,480
【タイプ】白 【ワイナリー】シャトードゥ・シャミレイ 【商品名】メルキュレ・ブラン 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】13.0% 【容量】750ml 【醸造】ステンレスタンク20日間 【テイスティングコメント】 シトロン、グレープフルーツの香り。 空圧式圧搾機でプレス後タンクで発酵。全体に良く溶け込み柔らかいイメージだがフレッシュ感とのバランスも取れている。 1934年にオーナーのジュエンヌ公爵がメルキュレ赤の瓶詰めを始め、コート シャロネーズ地区での瓶詰め販売の先鞭を付けました。現在37ha。収穫は全て手摘み。メルキュレは赤白どちらも造られているのがポイント。畑に多様性があふれています。Chamireyは場所の名前。周りはすべてブドウ畑に囲まれています。
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アンリ・マニャン/コルトン・グランクリュ・レ・グランド・ロリエール 2023
¥27,720
【タイプ】赤 【ワイナリー】アンリ・マニャン 【商品名】コルトン・グランクリュ・レ・グランド・ロリエール 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】14% 【容量】750ml 【醸造】カヴァン社製ジュピーユ、コンピエージュ、フォンテーヌブロー、シャティヨンの 各森産の新樽75%、1回使用樽25%で13ヶ月間の熟成。 「ピノ・ノワールという品種ならではの、繊細で薫り高いワインづくりを目指しています。それは気品があり絹のようになめらかなタンニンを伴う、まろやかでバランスの良いワインです。私たちは、ワインの自然な風味を”修正する”ことができると考えられている(技術や添加物等の)あらゆる干渉を制限します。あらゆる「アグレッシブなもの」は歓迎しません。ピノ・ノワールは、肩の力を抜いて自然な悦びをもたらしてくれるもの、また、美味しい料理を引き立てるものであると考えています」。
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ル・ゲレック・デュクエ/ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・シャン2023
¥14,850
【タイプ】赤 【ワイナリー】ル・ゲレック・デュクエ 【商品名】ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・シャン 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】ステンレスタンクでアルコール発酵後、新樽20%、1~2回使用樽80%でマロラクティ ック発酵&15ヶ月間熟成。 ジュヴレ・シャンベルタン村の「ドメーヌ・アンリ・マニャン」の当主で、同村の栽培者組合長兼アペラシオン保護管理委員会のプレジデントを務めるシャルル・マニャンが、「間違いなく凄い生産者になるから」と熱烈にお薦めしてくれた新星ドメーヌです。 ル・ゲレック家は、ジュヴレ・シャンベルタン村に北接するブロション村に1910年より続くぶどう栽培家の家系です。1991年の2代目翁の引退に伴って、畑をジュヴレ・シャンベルタン村の「ドメーヌ・ジャンテ・パンジオ」にフェルマージュ賃貸していましたが、2018年の契約期間満了を機に、フランス国立衛生安全局の農業技師として植物保護の研究に従事していた4代目ミカエル・ル・ゲレック(写真左)が継承することになりました。醸造家としての新しい人生を歩むことを決断した彼は、上記「アンリ・マニャン」のシャルルの下で修行した後「ドメーヌ・ピエール・アミオ」で栽培に従事していた元義兄のアルノー・デュクエ(写真右)とともに、「ドメーヌ・ル・ゲレック・デュクエ」を設立し、2019年より自身のワイン造りを開始しました。 植物保護や環境保全の必要性を誰よりも理解しているミカエル、そして自然をこよなく愛するアルノーは、継承直後から実質ビオロジックの厳格なリュット・レゾネ栽培を開始。翌2019年には、畑に限らずドメーヌ運営のあらゆる点において高度なサステナビリティが求められる「Haute Valeur Environnementale(高い環境価値)」の最高段階「レベル3」の認証を取得しました。 「私の下での修行を希望する、無数の醸造家の卵たちを受け入れてきましたが、その後友人と呼べるまでになったのはアルノーだけでした。畑では、まるでぶどう樹を慈しむかのように心のこもった仕事をしてくれました。醸造所では、誰もやりたがらないような面倒な仕事にこそ進んで取り組み、かつ、すべてが正確でした。私が出張などで一定期間ドメーヌを留守にする間、鍵を預けられたのは、彼だけでした。アルノーとミカエルの独立後、ファーストヴィンテージの「ジュヴレ・シャンベルタン2019」を樽から試飲させてもらったのですが、シルクの衣のように上品な口当たりに衝撃を受けると同時に、まるで彼らの人柄が表れているかのような、優しさに溢れたナチュラルな味わいに心を打たれ、ちょっと泣いてしまいました」(シャルル・マニャン)。 総面積わずか3.5ヘクタールのミクロドメーヌだからこそ、造り手の目が、手が、心が、あらゆる細部まで行き届く。 「栽培も醸造も、すべての仕事を私たち自身の手で、私たちが納得できるまで行います。樹齢90年のぶどう樹たちが命を燃やすようにして結実させてくれるぶどうの、凝集されているがゆえの純度の高さ、1000の香り、そして深海の玄奥をたたえる滋味を体感することができ、幸福感を感じていただけるようなワインを造ることが、ぶどう樹たちへの恩返しになると考えています」(ミカエル・ル・ゲレック&アルノー・デュクエ)。
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ド・ヴィニ/ス・キ・ヌ・リ 2023
¥3,960
【タイプ】白 【ワイナリー】ド・ヴィニ 【商品名】ス・キ・ヌ・リ 【産地】フランス/ロワール 【葡萄品種】ムロンドブルゴーニュ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】 【テイスティングコメント】 So2無添加というのが驚き! ネガティブな香りは一切なくて、爽やかなグレープフルーツ、レモン、ほんのり洋梨やハーブの香りがふわり。 一口飲むと、抵抗ゼロでスッと体にしみ込む。 ホワイトグレープフルーツのフレッシュ感に、ちょっぴりヴィネガーっぽい酸味がアクセントになってて、なんとも伸びやか。 果実味はピュアで軽やか。角がなくてスムーズ、でもちゃんとジューシーで旨みも感じる。 ちょっと酸を効かせた白身魚のカルパッチョや餃子にグレープフルーツをトッピングする様な感覚でぜひ合わせてみてほしい。 今の時期バーベキューに持って行ったら、秒で空になっちゃうくらいグビグビ系で皆に好かれる味わいです。 最初にSO2がどうこう言いましたが、正直そんなこと関係なく「ただただ美味しい」一本です!
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フランソワ・ダレン/リュリー・プルミエクリュ・ラ・フォッセ 2022
¥9,900
【タイプ】白 【ワイナリー】フランソワ・ダレン 【商品名】リュリー・プルミエクリュ・ラ・フォッセ 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】 【テイスティングコメント】 バターや白い花、レモン、洋梨、りんごの香り。 樽のニュアンスはしっかりありつつも上品にまとまっています。 口当たりはしっとり。 伸びやかな柑橘系の酸がフレッシュに広がり、溶け込んだミネラル感が全体を引き締めます。 果実味はピュアで、シャルドネ本来の味わいを素直に感じられるエレガントな仕上がり。 余韻も長く、今飲んで抜群に美味しい一本。 単体でも◎、皮目をパリッと焼いた白身魚に夏らしい軽やかなソースを合わせても最高です。 フランソワ・ダレンってどんな生産者 ネゴシアンスタイルでブルゴーニュのミクロな村落に根ざし、有機的なブドウと丁寧な熟成へこだわる造り手。ピュアでエレガントながら、しっかりとした個性と品質を備え、早くも三ツ星レストランのソムリエに支持される“新星”として注目されています。
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トリエンヌ/メルロ 2020
¥2,500
【タイプ】赤 【ワイナリー】トリエンヌ 【商品名】メルロ 【産地】フランス/プロヴァンス 【葡萄品種】メルロ100% 【アルコール度数】14% 【容量】750ml 【醸造】 【テイスティングコメント】 美しく、輝きのあるルビー色。フランス語でグリオットと呼ばれるスミミザクラの実のアロマやカシスの芽、それに甘草の香りなど複雑なフレーバー。 口に含むと、熟した果実の甘やかさやカカオの香ばしさが広がる。 トリエンヌは、ブルゴーニュ地方屈指の生産者であるブルゴーニュ最高峰ドメーヌ、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の共同経営者であるオーベル・ド・ヴィレーヌ氏と、同じくブルゴーニュの名門であり、モレ・サン・ドニの名を一躍世界に知らしめたドメーヌ・デュジャックの当主、ジャック・セイス氏によって、プロヴァンス地方で最上のワイン造りを目指すべく始まったコラボワイナリーです。 古くから友人関係にあった彼らは、1980年代末、南仏のプロヴァンス地方で最高のワインを造るべく、適地を求めて模索を開始。長いリサーチの結果、2人が見つけたのはエクサン・プロヴァンスの東に位置するナン・レ・パンという小さな村でした。 真南を向いた斜面、粘土石灰質の土壌。とくに石灰質に富み、痩せた土地という、ブドウ造りに最適な土地に魅了され、ブドウ栽培の新天地として大いに期待を膨らませました。 プロジェクトに2人の友人、ミシェル・マコー氏を迎え、「ドメーヌ・ド・トリエンヌ」と名付けました。ローマ帝国の時代、3年に一度開催された酒神バッカスを讃える祭典である「トレンニア」と「3」を意味する「tri」に因み、創業メンバーの3人を表しています。 設立当初からまずブドウ畑に注力を注ぎ、シャルドネ、ヴィオニエ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなど、地中海性気候に適した品種に植え替えました。エコセールの認証取得を目指して2008年からビオロジック栽培に転換を進めています。 こうして造られるワインのスタイルはじつに明快。白ワインはまず初めに果実のフィネスが感じられ、爽やかさで満たされたタイプ。450mという高い標高が、天然の酸味をもたらしてくれます。一方、赤ワインは成熟度の高い果実味とともにストラクチャーがしっかりとし、複雑さ、上品さ、繊細さを伴うスタイルに仕上がっています。
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シャンソン/ボーヌ・プルミエクリュ・レ・グレーヴ 2018
¥12,100
【タイプ】赤 【ワイナリー】シャンソン 【商品名】ボーヌ・プルミエクリュ・レ・グレーヴ 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】13.5% 【容量】750ml 【醸造】 ブルゴーニュで産出されるワインをフランス国内やヨーロッパに販売していたシモン ヴェリーが、1750年に設立した「シャンソン 」は、ボーヌでも1、2位を争う歴史あるメゾンとされています。1999年、ボランジェ グループがこのメゾンを買収し、畑やカーヴに大きな投資が行われています。自社畑で収穫されるブドウから産み出される「ドメーヌ ワイン」と、シャンソンが求めるクオリティ水準に達するブドウを厳選した栽培農家から買取り、それぞれのテロワールをあますことなく表現した幅広いアペラシオンのワインを生産しています。
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クロード・デュガ/ジュヴレ・シャンベルタン2023
¥23,100
【タイプ】赤 【ワイナリー】クロード・デュガ 【商品名】ジュヴレ・シャンベルタン 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】 【テイスティングコメント】 アペラシオンの各地に分散した、12の異なるクリマがアッサンブラージュされる、クロード・デュガの村名ジュヴレ・シャンベルタン。 果実味の集中度、構成の緻密さは凡百な村名ジュヴレの比ではなく、間違いなく1級の価値。醸造所では極力人の手の介入を省き、その反面、ブドウ畑では過剰なまでの手間をかける。 他の造り手より収穫を遅らせるでもなく、これだけの凝縮感を得るのは並大抵のことではありません。 <インポーター資料より> *クロード・デュガは、ジュヴレ村で 6 世代に亘り家族経営でワインを生産する歴史あるドメーヌ で、1977 年から先代モーリスが自家元詰を始め、クロード・デュガの名の下で詰め始めたのは 1991 年からです。1993 年ヴィンテージでパーカーポイント 100 点を叩き出し、その実力を世に 知らしめました。デュガが作るワインは、生産量が極めて限られるため希少価値が高く、カルト 的な人気を誇ります。 *所有と借地を合わせて6ヘクタール。村名のジュブレ・シャンベルタンですら、1級に肩を並べる複雑さと凝縮感を備える。1、2樽しかできないグリオット、シャルム、シャペル・シャンベルタンは目にするのも難しいが、口にすればワイン観が変わるような神品だ。 *繊細さを秘めた豊かさと力強さは、抽出によるものではない。低収量で収穫した小粒のブドウから来る。控えめなクロードは口にしないが、馬による耕作や有機栽培をいち早く導入したことは、他の造り手が認めている。醸造は簡素で、当たり前となった低温浸漬も温度管理もしない。
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フェラトン・ペール・エ・フィス/コンドリュー・レ・マンドゥール 2022
¥12,056
【タイプ】白 【ワイナリー】フェラトン・ペール・エ・フィス 【商品名】コンドリュー・レ・マンドゥール 【産地】フランス/ローヌ 【葡萄品種】ヴィオニエ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】圧搾後48時間ほどコールドセトリング。温度管理可能なステンレスタンクにて発酵。 ステンレスタンクと大樽併用にて12~15ヶ月熟成。 【テイスティングコメント】 光沢のあるあわい金色。パイナップルやライチなど、ふくよかで溌剌としたトロピカルフルーツの果実香。口中では桃や南国系の果実が口いっぱいに広がり、円やかな酸味ときれいなミネラルがバランスを整えます。 1946年に創立したエルミタージュやクローズ・エルミタージュなどに約20haの畑を所有する生産者です。現オーナーはミシェル・シャプティエとなっており、上級キュヴェはシャプティエ同様にビオディナミを実践し『土壌の持つポテンシャルを最大限に引き出す』という哲学が発揮されております。フェラトンはミシェル個人が所有するワイナリーのため、利益も抑え、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。
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ゲシクト/ピノノワールK・サンスフル 2018
¥7,590
【タイプ】赤 【ワイナリー】ゲシクト 【商品名】ピノノワールK・サンスフル 【産地】フランス/アルザス 【葡萄品種】 ピノノワール 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】80%はグラップ・アンティエール。ステンレスタンクで発酵後、古樽で1年間熟成。 SO2無添加。 【テイスティングコメント】 ビオディナミ協会デメテールの会長を務めるフレデリック渾身の1本!ピノ・ノワールは グラン・クリュが名乗れないことから、ケフェルコプフの頭文字“K”をキュベ名に。 2018年は雨が少なく乾燥した暑い年で、質量ともに最高のヴィンテージ。 圧倒的な密度のカシスやブラックベリーの果実味に、重厚感ある樽のニュアンスがエレガントに纏う。抜栓1週間後もそのパワーはとどまることなく、まさにグラン・クリュの風格! <インポーター資料より> ・1955年~ フレデリックの両親は、もともと両家とも代々続くぶどう栽培農家の家系に育った。 両家とも代々ネゴシアンにぶどうを販売していたが、ワイン造りを開始。 ・1981年~ 少しずつブドウ畑を拡大し、ワインの生産量を増やしていった。 フレデリックの兄クリストフがドメーヌに参画。 ・1992年~ ミュージシャンだった現当主フレデリックがドメーヌに参画。 ・1993年~ 蔵元の当主となった。 ・1998年~ 先代までの化学肥料漬けの農業からビオディナミ農法に転換した! フレデリックが理想とするドメーヌの今後のあり方の追求と 「より良く生きる(mieux vivre)」ためのひとつの方法として、 現在、生産する全てのワインは、ビオ認証(Agriculture Biologique およびDEMETER)を取得 ・2012年~ フレデリックの指揮の下で、ワイン造りに参画したアルノー(クリストフの息子)。 現在はアルノーが中心となり、他にない大きな傑作を次々と生み出している。 コルマールから北西に10キロほどの場所に位置するAmmerschwihrアメルシュヴィル村に蔵を構える。 現在、アメルシュヴィル村およびKatzenthalカッツェンタール村に、合計12haのぶどう畑を所有する。 2008年よりクリスチャン・ビネール、アルザス自然派巨匠たちを 超えるような透明感を目指して、SO2無添加の醸造を始めた。 SO2無添加のワイン造りを始めながら経験を積み、酸化防止剤無添加とは思えないほど、品質が高いレベルで非常に安定している! それは両親の先祖から持っていた、凄い急斜面の見事な区画のおかげでもある。 今買おうと思っても手に入らないあの畑がワインの品質を強烈に後押ししたのだ! 悲運の兄の死を乗り越えて、後を継いだ弟フレデリックに備わっていたワイン造りのセンスには、本人さえ気がつかなかった天才的なものがあった。 それは、ミュージシャンだったフレデリックのセンスに無関係ではないだろう。 そうでなければ、かつてのアルザスにないあの透明で繊細な味筋は、説明がつかない。
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ルイ・ボワイヨ/ジュヴレ・シャンベルタン 2022
¥12,540
【タイプ】赤 【ワイナリー】ルイ・ボワイヨ 【商品名】ジュヴレ・シャンベルタン 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】12.5% 【容量】750ml 【醸造】ステンレスタンクで発酵、バリック12ヶ月(新樽15%)熟成後、ステンレスタンク5ヶ月 平均樹齢50-60年。コンブ・ド・ラヴォー、クロ・プリウール、クロワ・デ・シャンなど、ジュヴレに所有する7つの古樹の区画をブレンド。色の濃いベリー、チェリー、プラムのジューシーな香りに土っぽいニュアンス。フローラルな赤系果実の味わいは緻密でミネラルのニュアンスが更なる複雑さを与える。非常に洗練されたジュヴレのヴィラージュの表現。 ブルゴーニュの名門、ボワイヨ一族の4代目となるルイ・ボワイヨは、遅咲きの新星だ。1978年に醸造学校を卒業後、当時注目を集めつつあった父のドメーヌ、ルシアン・ボワイヨの下でワインを造り始めた。しかしその後、公私ともに長年のパートナーとなるギスレーヌ・バルトと出会い、彼女のワイン造りに関わる中で、彼が求めるワインと父が求めるワインの方向性の違いに気付いた。自らが納得できるワインを求め、遂にルイが独立を果たしたのは2003年のこと。祖父のアンリ・ボワイヨから受け継がれたヴォルネイ、そして父親から相続したジュヴレ・シャンベルタンなど、数々の素晴らしい畑を手に、シャンボール・ミュジニーでギスレーヌ・バルトと共有するセラーに移ったのである。このような経緯から、ルイ・ボワイヨは小さな個人ドメーヌとしては珍しく、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの両方に畑を持つ。合計7haの畑の平均樹齢は約55年と高く、中には最高樹齢が100年に達する区画も含まれる。ルイは代々受け継いできたこれらの古樹を、彼のワインを特徴づけるものとして大切に守っている。 独立当時から変わらずルイが理想とするのは、エレガントで洗練されたワインだが、難解なワインは求めていない。ブドウが育まれたテロワールと透明感あるピュアな果実を備えた、無条件に飲んで美味しいと思えるワインを目ざしているのだ。事実、ルイ・ボワイヨのワインには、優しさ、穏やかさ、そして幾重にも広がるグラデーションのような古樹特有の深みが存在する。長い年月をかけて地中深くに張ったブドウの根が、彼のワインにブルゴーニュのピノ・ノワールの真の魅力をもたらすのである。彼がワイン造りでより重要視する畑仕事は、リュット・レゾネで行われる。「心が休まるのは、畑仕事が落ち着く冬の間だけ」というほど念入りに手入れされた畑には、除草剤どころか、土壌に悪い影響を与えるとして有機農法で認められている薬剤である銅すら用いられない。土は耕し、収量も厳しく制限する。『ビオ』かどうかということにはこだわらない、ブドウのクオリティのみを追求した栽培の手法は、それまで培った経験や代々受け継いだ知恵を年々昇華させる実践主義に基づいている。しかも、毎日畑に出て不要なブドウを取り除くので、収穫時の選果がほとんど必要ない年もあるほど、その仕事は本当に細かい。彼のごつごつとした大きなヴィニュロンの手が、その証である。 醸造では、100%除硬後、自然酵母でアルコール発酵が行われる。それぞれの畑には独自の酵母が生きているため、テロワールの表現を求める彼に培養酵母を使うという選択肢はない。ピュアな果実の美しさを引き出すため、強い抽出を避け、約20日の長いマセラシオン期間中は、状況に応じてピジャージュやルモンタージュを行っている。また、オークで味わいを隠してしまわないように、熟成に用いるバリックの新樽率は低い。設立間もなく、彼はブルゴーニュ新時代の中心的存在として注目を浴びる生産者の一人となった。既に確固たる哲学を持ち、豊かな経験も備えていた彼にとっては、当然の結果かもしれない。「今や一流のドメーヌ」と称えられるルイ・ボワイヨは、ブルゴーニュ評論の権威クライヴ・コーツから、ロベール・グロフィエ、ユベール・リニエ、クリストフ・ペロミノなど、スター生産者に並んで1ツ星評価を獲得。更に、世界のワイン情報が集められた『ワイン・レポート2009』では、「最も進化の早い10の生産者」の第1位に輝いている。
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ドント・グルレ/ロック・ソラーレ・セザネ N.V.
¥16,390
【タイプ】泡 【ワイナリー】ドント・グルレ 【商品名】ロック・ソラーレ・セザネ 【産地】フランス/シャンパーニュ 【葡萄品種】シャルドネ90%、ピノノワール10% 【アルコール度数】12.5% 【容量】750ml 【醸造】バリック10ヶ月(新樽15-20%)熟成、瓶熟24ヶ月 ダン・ザン・プルミエ・タンに代わりワイナリーの入門的立ち位置となるワイン。コート・ド・セザンヌ地区、バルボンヌ・ファイエルとフォンテーヌ・ドニ・ニュイジーからの1970年植樹のブドウを使用。 ドント・グルレはコート・デ・ブランの中心部アヴィーズとその東に隣接するフラヴィニーの間にある小さなワイナリーである。創立は1986年で現当主アドリアンの両親の結婚がきっかけであった。父方のドント家はもともとベルギーの農家を起源とし、1960年代にセザンヌのエリアに畑を購入、一方で母方のグルレ家はキュイ-クラマンの出身であった。両家がそれぞれ所有していた1haずつを合わせての2haの規模で当初はスタートしたが、現在は3倍の6haまで成長した。 現在は2012年からワイン造りに携わっているアドリアンが二代目として指揮を執っている。彼は21歳という若さで両親からワイナリーを引き継ぎ、情熱を持った職人気質の友人たちとの交流を通してノウハウを学び、独学で自分のやり方を見つけていった。こうした知見から導き出された彼のフィロソフィーは、土壌を生かすこと、完熟したブドウを収穫すること、樽を用いて醸造することそしてドサージュを控えめにすることの4つである。 栽培に関しては、両親の代とやり方を変えて初めはビオディナミを導入していたが、以前とは考えが変わったためビオディナミに従うことを徐々に減らしていき、現在は土壌の活性化に焦点を当てブドウ畑を自由に成長させるということに注力している。収穫は他と比べると毎年一番遅いくらいで、その理由はブドウを良く熟した状態で収穫する事でドサージュを抑えても十分な甘みを感じられるようにするためである。 醸造に関しては、両親はステンレスタンクでの醸造を行っていたところアドリアンは樽を導入。その理由は第一に彼自身がブルゴーニュの大ファンであること、そして樽という自然な素材を使用することが好きだからである。ステンレスと樽を併用して自然酵母でアルコール発酵を行い、酸が強調されすぎない様にするため全てのキュヴェでMLFを行う。ブレンド用のリザーブワインはワイナリー設立当初から村毎に分けて継ぎ足しを続けるソレラ方式で保管されている。また、アドリアン自身あまり強い泡が好きではないため、二次発酵時の糖の量を少なめに調整。通常1リットルあたり24gの糖を入れるところ22~23gに抑えている。こうすることでガス圧が抑えられ、ワインに溶け込む滑らかな泡が生まれる。アドリアンのワインは、飲み手が期待するような鋭角的な酸やミネラルを犠牲にすることなく、優れたテクスチャーと力強さを兼ね備える複雑で素晴らしい味わいを持つ。 世界の著名テイスターたちも彼のワインを飲むとそのポテンシャルの高さに脱帽している。Wine Advocateでは「シャンパーニュの未来において極めて重要な役割を担うことがはっきりとしており、それはボトルの中のワインが物語っている」「ワインメーカーとしての彼の今後の進化に期待せずにはいられず、心からお勧めである」Vinosでは「土地と品種の個性を最大限表現するという極めてシンプルな美学を貫く彼のワインは追い求め続ける価値がある」 シャルトーニュ・タイエの当主アレックスも認めるその実力は折り紙付きで、次世代のスターとなること間違いない。ただ残念なことに年産は全体で50,000本程度であり、アメリカをはじめイギリスやベルギー、スウェーデンなど各国に輸出されるため日本に入ってくるのはわずかである。見かけたら絶対に抑えておくべきシャンパーニュである。
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ドント・グルレ/ル・メニル・シュール・オジェ・シャティヨン・ドゥ・オー 2020
¥36,640
【タイプ】泡 【ワイナリー】ドント・グルレ 【商品名】ル・メニル・シュール・オジェ・シャティヨン・ドゥ・オー 【産地】フランス/シャンパーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】12.5% 【容量】750ml 【醸造】バリック8ヶ月(新樽25%)、瓶熟36ヶ月 【テイスティングコメント】 メニル最上と名高い単一区画、レ・シャティヨンの上部に植わるブドウを使用。1960年代植樹。白桃や白い花、ブリオッシュの華やかなアロマ。肉付きの良い口当たりで、円熟した果実味と細やかな酸が一体となったフィニッシュはどこまでも続いていく。 ドント・グルレはコート・デ・ブランの中心部アヴィーズとその東に隣接するフラヴィニーの間にある小さなワイナリーである。創立は1986年で現当主アドリアンの両親の結婚がきっかけであった。父方のドント家はもともとベルギーの農家を起源とし、1960年代にセザンヌのエリアに畑を購入、一方で母方のグルレ家はキュイ-クラマンの出身であった。両家がそれぞれ所有していた1haずつを合わせての2haの規模で当初はスタートしたが、現在は3倍の6haまで成長した。 現在は2012年からワイン造りに携わっているアドリアンが二代目として指揮を執っている。彼は21歳という若さで両親からワイナリーを引き継ぎ、情熱を持った職人気質の友人たちとの交流を通してノウハウを学び、独学で自分のやり方を見つけていった。こうした知見から導き出された彼のフィロソフィーは、土壌を生かすこと、完熟したブドウを収穫すること、樽を用いて醸造することそしてドサージュを控えめにすることの4つである。 栽培に関しては、両親の代とやり方を変えて初めはビオディナミを導入していたが、以前とは考えが変わったためビオディナミに従うことを徐々に減らしていき、現在は土壌の活性化に焦点を当てブドウ畑を自由に成長させるということに注力している。収穫は他と比べると毎年一番遅いくらいで、その理由はブドウを良く熟した状態で収穫する事でドサージュを抑えても十分な甘みを感じられるようにするためである。 醸造に関しては、両親はステンレスタンクでの醸造を行っていたところアドリアンは樽を導入。その理由は第一に彼自身がブルゴーニュの大ファンであること、そして樽という自然な素材を使用することが好きだからである。ステンレスと樽を併用して自然酵母でアルコール発酵を行い、酸が強調されすぎない様にするため全てのキュヴェでMLFを行う。ブレンド用のリザーブワインはワイナリー設立当初から村毎に分けて継ぎ足しを続けるソレラ方式で保管されている。また、アドリアン自身あまり強い泡が好きではないため、二次発酵時の糖の量を少なめに調整。通常1リットルあたり24gの糖を入れるところ22~23gに抑えている。こうすることでガス圧が抑えられ、ワインに溶け込む滑らかな泡が生まれる。アドリアンのワインは、飲み手が期待するような鋭角的な酸やミネラルを犠牲にすることなく、優れたテクスチャーと力強さを兼ね備える複雑で素晴らしい味わいを持つ。 世界の著名テイスターたちも彼のワインを飲むとそのポテンシャルの高さに脱帽している。Wine Advocateでは「シャンパーニュの未来において極めて重要な役割を担うことがはっきりとしており、それはボトルの中のワインが物語っている」「ワインメーカーとしての彼の今後の進化に期待せずにはいられず、心からお勧めである」Vinosでは「土地と品種の個性を最大限表現するという極めてシンプルな美学を貫く彼のワインは追い求め続ける価値がある」 シャルトーニュ・タイエの当主アレックスも認めるその実力は折り紙付きで、次世代のスターとなること間違いない。ただ残念なことに年産は全体で50,000本程度であり、アメリカをはじめイギリスやベルギー、スウェーデンなど各国に輸出されるため日本に入ってくるのはわずかである。見かけたら絶対に抑えておくべきシャンパーニュである。
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ドント・グルレ/ル・メニル・シュール・オジェ・プラント・ドジェ 2020
¥36,640
【タイプ】泡 【ワイナリー】ドント・グルレ 【商品名】ル・メニル・シュール・オジェ・プラント・ドジェ 【産地】フランス/シャンパーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】12.5% 【容量】750ml 【醸造】バリック8ヶ月(新樽25%)、瓶熟36ヶ月 【テイスティングコメント】 メニルとオジェの間に位置する単一区画、プラント・ド・オジェからのブドウを使用。1950年と1993年植樹。青リンゴや洋梨、スイカズラのアロマ。純粋な果実味ながら、引き締まった筋肉質な構造と、チョークを思わせる長く鋭いフィニッシュが印象的。 ドント・グルレはコート・デ・ブランの中心部アヴィーズとその東に隣接するフラヴィニーの間にある小さなワイナリーである。創立は1986年で現当主アドリアンの両親の結婚がきっかけであった。父方のドント家はもともとベルギーの農家を起源とし、1960年代にセザンヌのエリアに畑を購入、一方で母方のグルレ家はキュイ-クラマンの出身であった。両家がそれぞれ所有していた1haずつを合わせての2haの規模で当初はスタートしたが、現在は3倍の6haまで成長した。 現在は2012年からワイン造りに携わっているアドリアンが二代目として指揮を執っている。彼は21歳という若さで両親からワイナリーを引き継ぎ、情熱を持った職人気質の友人たちとの交流を通してノウハウを学び、独学で自分のやり方を見つけていった。こうした知見から導き出された彼のフィロソフィーは、土壌を生かすこと、完熟したブドウを収穫すること、樽を用いて醸造することそしてドサージュを控えめにすることの4つである。 栽培に関しては、両親の代とやり方を変えて初めはビオディナミを導入していたが、以前とは考えが変わったためビオディナミに従うことを徐々に減らしていき、現在は土壌の活性化に焦点を当てブドウ畑を自由に成長させるということに注力している。収穫は他と比べると毎年一番遅いくらいで、その理由はブドウを良く熟した状態で収穫する事でドサージュを抑えても十分な甘みを感じられるようにするためである。 醸造に関しては、両親はステンレスタンクでの醸造を行っていたところアドリアンは樽を導入。その理由は第一に彼自身がブルゴーニュの大ファンであること、そして樽という自然な素材を使用することが好きだからである。ステンレスと樽を併用して自然酵母でアルコール発酵を行い、酸が強調されすぎない様にするため全てのキュヴェでMLFを行う。ブレンド用のリザーブワインはワイナリー設立当初から村毎に分けて継ぎ足しを続けるソレラ方式で保管されている。また、アドリアン自身あまり強い泡が好きではないため、二次発酵時の糖の量を少なめに調整。通常1リットルあたり24gの糖を入れるところ22~23gに抑えている。こうすることでガス圧が抑えられ、ワインに溶け込む滑らかな泡が生まれる。アドリアンのワインは、飲み手が期待するような鋭角的な酸やミネラルを犠牲にすることなく、優れたテクスチャーと力強さを兼ね備える複雑で素晴らしい味わいを持つ。 世界の著名テイスターたちも彼のワインを飲むとそのポテンシャルの高さに脱帽している。Wine Advocateでは「シャンパーニュの未来において極めて重要な役割を担うことがはっきりとしており、それはボトルの中のワインが物語っている」「ワインメーカーとしての彼の今後の進化に期待せずにはいられず、心からお勧めである」Vinosでは「土地と品種の個性を最大限表現するという極めてシンプルな美学を貫く彼のワインは追い求め続ける価値がある」 シャルトーニュ・タイエの当主アレックスも認めるその実力は折り紙付きで、次世代のスターとなること間違いない。ただ残念なことに年産は全体で50,000本程度であり、アメリカをはじめイギリスやベルギー、スウェーデンなど各国に輸出されるため日本に入ってくるのはわずかである。見かけたら絶対に抑えておくべきシャンパーニュである。
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ドント・グルレ/ル・メニル・シュール・オジェ・クーレメ 2020
¥36,640
【タイプ】泡 【ワイナリー】ドント・グルレ 【商品名】ル・メニル・シュール・オジェ・クーレメ 【産地】フランス/シャンパーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】12.5% 【容量】750ml 【醸造】バリック8ヶ月(新樽25%)、瓶熟36ヶ月 【テイスティングコメント】 メニルにある単一区画、クーレメからのブドウを使用。1950年代植樹。白桃、白い花、ヘーゼルナッツ、アカシアの蜜が織りなす繊細で複雑なアロマ。滑らかで多層的な味わいをミネラルのアクセントが彩っている。アドリアンが手掛けるメニルの単一区画シリーズの中でも最も凝縮度と張りが感じられる。 ドント・グルレはコート・デ・ブランの中心部アヴィーズとその東に隣接するフラヴィニーの間にある小さなワイナリーである。創立は1986年で現当主アドリアンの両親の結婚がきっかけであった。父方のドント家はもともとベルギーの農家を起源とし、1960年代にセザンヌのエリアに畑を購入、一方で母方のグルレ家はキュイ-クラマンの出身であった。両家がそれぞれ所有していた1haずつを合わせての2haの規模で当初はスタートしたが、現在は3倍の6haまで成長した。 現在は2012年からワイン造りに携わっているアドリアンが二代目として指揮を執っている。彼は21歳という若さで両親からワイナリーを引き継ぎ、情熱を持った職人気質の友人たちとの交流を通してノウハウを学び、独学で自分のやり方を見つけていった。こうした知見から導き出された彼のフィロソフィーは、土壌を生かすこと、完熟したブドウを収穫すること、樽を用いて醸造することそしてドサージュを控えめにすることの4つである。 栽培に関しては、両親の代とやり方を変えて初めはビオディナミを導入していたが、以前とは考えが変わったためビオディナミに従うことを徐々に減らしていき、現在は土壌の活性化に焦点を当てブドウ畑を自由に成長させるということに注力している。収穫は他と比べると毎年一番遅いくらいで、その理由はブドウを良く熟した状態で収穫する事でドサージュを抑えても十分な甘みを感じられるようにするためである。 醸造に関しては、両親はステンレスタンクでの醸造を行っていたところアドリアンは樽を導入。その理由は第一に彼自身がブルゴーニュの大ファンであること、そして樽という自然な素材を使用することが好きだからである。ステンレスと樽を併用して自然酵母でアルコール発酵を行い、酸が強調されすぎない様にするため全てのキュヴェでMLFを行う。ブレンド用のリザーブワインはワイナリー設立当初から村毎に分けて継ぎ足しを続けるソレラ方式で保管されている。また、アドリアン自身あまり強い泡が好きではないため、二次発酵時の糖の量を少なめに調整。通常1リットルあたり24gの糖を入れるところ22~23gに抑えている。こうすることでガス圧が抑えられ、ワインに溶け込む滑らかな泡が生まれる。アドリアンのワインは、飲み手が期待するような鋭角的な酸やミネラルを犠牲にすることなく、優れたテクスチャーと力強さを兼ね備える複雑で素晴らしい味わいを持つ。 世界の著名テイスターたちも彼のワインを飲むとそのポテンシャルの高さに脱帽している。Wine Advocateでは「シャンパーニュの未来において極めて重要な役割を担うことがはっきりとしており、それはボトルの中のワインが物語っている」「ワインメーカーとしての彼の今後の進化に期待せずにはいられず、心からお勧めである」Vinosでは「土地と品種の個性を最大限表現するという極めてシンプルな美学を貫く彼のワインは追い求め続ける価値がある」 シャルトーニュ・タイエの当主アレックスも認めるその実力は折り紙付きで、次世代のスターとなること間違いない。ただ残念なことに年産は全体で50,000本程度であり、アメリカをはじめイギリスやベルギー、スウェーデンなど各国に輸出されるため日本に入ってくるのはわずかである。見かけたら絶対に抑えておくべきシャンパーニュである。
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ドント・グルレ/レ・テール・フィーヌ・ブラン・ドゥ・ブラン・エクストラ・ブリュット N.V.
¥18,710
【タイプ】泡 【ワイナリー】ドント・グルレ 【商品名】レ・テール・フィーヌ・ブラン・ドゥ・ブラン・エクストラ・ブリュット 【産地】フランス/シャンパーニュ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】12.5% 【容量】750ml 【醸造】バリック10ヶ月(新樽15-20%)、瓶熟24ヶ月 【テイスティングコメント】 キュイの複数区画のブレンドで作られるシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。柑橘類の果皮、ミネラル、アプリコットの種やフローラルのアロマにしっかりとした張りのある生き生きとした印象。エネルギッシュで力強く、レモンのコンフィに加えてアーモンドやブリオッシュが溶け込むフレーバーが口内を満たす。キュイのシャルドネが持つ鋼の切れ味がはっきりと表現されている、まさに「職人のシャンパーニュ」。 ドント・グルレはコート・デ・ブランの中心部アヴィーズとその東に隣接するフラヴィニーの間にある小さなワイナリーである。創立は1986年で現当主アドリアンの両親の結婚がきっかけであった。父方のドント家はもともとベルギーの農家を起源とし、1960年代にセザンヌのエリアに畑を購入、一方で母方のグルレ家はキュイ-クラマンの出身であった。両家がそれぞれ所有していた1haずつを合わせての2haの規模で当初はスタートしたが、現在は3倍の6haまで成長した。 現在は2012年からワイン造りに携わっているアドリアンが二代目として指揮を執っている。彼は21歳という若さで両親からワイナリーを引き継ぎ、情熱を持った職人気質の友人たちとの交流を通してノウハウを学び、独学で自分のやり方を見つけていった。こうした知見から導き出された彼のフィロソフィーは、土壌を生かすこと、完熟したブドウを収穫すること、樽を用いて醸造することそしてドサージュを控えめにすることの4つである。 栽培に関しては、両親の代とやり方を変えて初めはビオディナミを導入していたが、以前とは考えが変わったためビオディナミに従うことを徐々に減らしていき、現在は土壌の活性化に焦点を当てブドウ畑を自由に成長させるということに注力している。収穫は他と比べると毎年一番遅いくらいで、その理由はブドウを良く熟した状態で収穫する事でドサージュを抑えても十分な甘みを感じられるようにするためである。 醸造に関しては、両親はステンレスタンクでの醸造を行っていたところアドリアンは樽を導入。その理由は第一に彼自身がブルゴーニュの大ファンであること、そして樽という自然な素材を使用することが好きだからである。ステンレスと樽を併用して自然酵母でアルコール発酵を行い、酸が強調されすぎない様にするため全てのキュヴェでMLFを行う。ブレンド用のリザーブワインはワイナリー設立当初から村毎に分けて継ぎ足しを続けるソレラ方式で保管されている。また、アドリアン自身あまり強い泡が好きではないため、二次発酵時の糖の量を少なめに調整。通常1リットルあたり24gの糖を入れるところ22~23gに抑えている。こうすることでガス圧が抑えられ、ワインに溶け込む滑らかな泡が生まれる。アドリアンのワインは、飲み手が期待するような鋭角的な酸やミネラルを犠牲にすることなく、優れたテクスチャーと力強さを兼ね備える複雑で素晴らしい味わいを持つ。 世界の著名テイスターたちも彼のワインを飲むとそのポテンシャルの高さに脱帽している。Wine Advocateでは「シャンパーニュの未来において極めて重要な役割を担うことがはっきりとしており、それはボトルの中のワインが物語っている」「ワインメーカーとしての彼の今後の進化に期待せずにはいられず、心からお勧めである」Vinosでは「土地と品種の個性を最大限表現するという極めてシンプルな美学を貫く彼のワインは追い求め続ける価値がある」 シャルトーニュ・タイエの当主アレックスも認めるその実力は折り紙付きで、次世代のスターとなること間違いない。ただ残念なことに年産は全体で50,000本程度であり、アメリカをはじめイギリスやベルギー、スウェーデンなど各国に輸出されるため日本に入ってくるのはわずかである。見かけたら絶対に抑えておくべきシャンパーニュである。
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アンリ・マニャン/ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2023
¥14,740
【タイプ】赤 【ワイナリー】アンリ・マニャン 【商品名】ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】カヴァン社製ジュピーユ、コンピエージュ、フォンテーヌブローの各森産の 新樽30%、1~3回使用樽70%で12ヶ月間の熟成。 ジュブレ・シャンベルタン村のボリューム感のある平地のクリマと、ミネラルが豊富でストラクチャーのあるクリマをバランスよくブレンドしています。樹齢は約40~100年(平均約60年)チェリーリキュール、ラズベリーのやさしく包まれるような香り。柔らかな果実と上質なタンニンの整った味わいです。 1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者アンリ・マニャンは、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いていたために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子のシャルルが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を成し遂げました。 現地では、ブルゴーニュラヴァーや全世界のワインバイヤーのバイブルと言える雑誌「 Bourgogne Aujourd'hui 」にて、ジュヴレのドメーヌ・アンリ・マニャンのシャルル氏は将来の期待の星として、大きく取り上げられました。ジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールの表現とアペラシオンごとのエレガントでフィネスに溢れた表現することに一生懸命な彼のワインは、今後さらに輝きを増していくことでしょう。 前世紀末から今世紀初頭にかけてのおよそ10年間、当時の”大”アメリカ市場の嗜好を主たる要因として、ブルゴーニュにおいても所謂有名な生産者を中心に、とりわけ濃厚なパワーワインが造られたことは醸造史に記録されるでしょう。そしてこのことは、その後のアメリカ市場の失速と、世界各国の良識あるワインラヴァーがよりナチュラルで上品なワインへと里帰りしたことによって、今日に至るまで生産者のカーヴに築かれた山のような在庫の記憶とともに、ブルゴーニュの未来たる次世代の醸造家たちにとって良い教訓となりました。中でもヴォーヌ・ロマネ村と並んで大きな反動を経験したジュヴレ・シャンベルタン村では、新しい世代の造り手たちがとりわけ熱心に、一丸となって、ピノノワールのあるべき姿を再探求する姿が見られます。 「超完璧主義者のドゥニが、格別に力強い深い色のジュヴレ=シャンベルタンを造っていたが、2006年に不時の他界。息子のアルノはもう少し優雅なものを求めている」(ヒュー・ジョンソン。「ドメーヌ・ドニ・モルテ」を評して)。父の後を継いだこの若きアルノー・モルテがそのリーダーで、彼を中心とした研究ネットワークから、品質を劇的に向上させた新世代が現れてきています。 その最たる造り手がアンリ・マニャンです。1656年からジュヴレ村の住人であったというこの由緒ある生産者は、ヨーロッパ中の個人のワイン愛好家達やワインショップなどからの注文で毎年完売が続いているために、品質を大きく向上させようという動機はやや希薄でしたが、2007年からワイン造りに参画した息子シャルル・マニャンが、アルノー・モルテやベルトラン・デュガらとの情報交換を通じて栽培から醸造まで多岐に渡る改革を行い、大きな品質向上を遂げました。 とても誠実な彼が畑仕事の合間を縫って一生懸命まとめてくれたレポートには、「結論」として次のように書かれています。 「ピノ・ノワールという品種ならではの、繊細で薫り高いワインづくりを目指しています。それは気品があり絹のようになめらかなタンニンを伴う、まろやかでバランスの良いワインです。私たちは、ワインの自然な風味を”修正する”ことができると考えられている(技術や添加物等の)あらゆる干渉を制限します。あらゆる「アグレッシブなもの」は歓迎しません。ピノ・ノワールは、肩の力を抜いて自然な悦びをもたらしてくれるもの、また、美味しい料理を引き立てるものであると考えています」
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ドメーヌ・リケール/コート デュ ジュラ レ サル シャルドネ 2022
¥5,280
【タイプ】白 【ワイナリー】ドメーヌ・リケール 【商品名】コート・デュ・ジュラ・レ・サル・シャルドネ 【産地】フランス/ジュラ 【葡萄品種】シャルドネ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】野生酵母で一次発酵とマロラクティック発酵を同時に行い、フレンチオークの樽で 澱引・攪拌せず澱と共に熟成。無濾過で瓶詰。 レ・サルは、偉大な白ワインの産地として知られるビュヴィリー村の単一畑で、ピュピラン村に面した東向きの急斜面は、夜明けと共に朝日が降り注ぐ日照量に恵まれた土地です。シャルドネ85%、サヴァニャン15%の割合で栽培しています。フランス語で「グリフェ」と呼ばれる小さな牡蠣の貝殻の化石を無数に含んだ灰色の泥炭質土壌で育つシャルドネは、ジュラならではの仄かな塩気が香るミネラル豊かな白ワインを生みます。水晶のような透明感を持つピュアでエレガントな果実味に香り豊かなアロマ、重量感のある味わい、心地よくミネラリーな後味を特徴とするワインです。 メゾン・ヴェルジェの創立者で、後にドメーヌ・リケールを創設したブルゴーニュワイン界の伝説ジャン・リケール。 ブルゴーニュの白ワイン最高の造り手として、ジャン・マリー・ギュファンと共に長年ワイン作りに身を投じ、1998年に自らのドメーヌを設立しました。妻レジーヌと最初に決めた方針は、商業的なワインではなく、自分達が食事の時に飲みたいワインを造る事でした。 過剰なまでに多くの手を加え、繊細な味わいを失ってしまうシャルドネが主流となりつつある中で、決して飲み飽きることなく料理の味わいを最大限に引き立ててくれる魔法のようなリケールのワインは、ミシュランガイドで三ツ星に輝く世界のトップクラスのレストランから絶大な信頼を得ています。生産量が限られるため、一般市場では見かけることさえ困難になりつつあります。リケールのワインは、抜栓後時間が経つほど香りや味わいが発展してゆきます。栓を開けて 2~3 時間経過してからが最も飲み頃で、その後 3~5 日は香りも味わいも落ちません。重すぎず、しっかりした骨格と美しい酸を兼ね備えたユニークなワイン。大きめのグラスで食事と共に味わうことでその真価を発揮します。 ブルゴーニュに 4 ヘクタール、ジュラに 6 ヘクタールの自社畑を有し、醸造所はブルゴーニュ南部のマコネ地区とジュラ地方アルボワ村の 2 か所に分かれています。リケールは、自社畑のブドウからワインを作るドメーヌ部門と、他社畑からブドウを購入してワインを作るネゴシアン部門から成り、ネゴシアン物のワインの生産量は、年間 5 万ボトル程。他社畑から購入するブドウも、全て自分たちの手で収穫し、ドメーヌ物と同様の手法で区画ごとに個別醸造し、全て樽で発酵・熟成させます。ドメーヌ物とネゴシアン物は、ラベルの色で識別できます。緑のラベルは自社畑のブドウから作るドメーヌ・リケール、赤茶色のラベルは他社畑のブドウから作るメゾン・リケールのワインです。 2013 年、ジャン・リケールは、自社畑とネゴシアンの事業を、最高のワインを作る独自のノウハウと共に、現オーナーであるフローラン・ルーヴに引き継ぐ決意をしました。ジュラでワイン造りの経験を磨いてきたフローラン・ルーヴは、2012 ヴィンテージよりジャンと共にワインの共同生産を始め、厳しい収量制限や手摘みの収穫、長時間かけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、長期間にわたるシュールリー熟成など、長年培ってきた門外不出の醸造技術の全てをジャン・リケールより受け継ぎました。 ブルゴーニュのマコネとジュラの 2 か所にセラーを構え、この 2 つの地からワインを産するリケールは、鋭い観察眼を持つルーヴの指揮の下、更なる飛躍を遂げ、新たな高みに到達している。リケールワインの名声を確固たるものとした人の手による介入を最小限に抑えたワイン造り―厳しい収量制限、手作業での収穫、長い時間をかけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、バトナージュを行わない長期樽熟成といった手法とノウハウを順守してきた。ルーヴが目指すのは、それぞれの品種が持つユニークな個性と、個々のテロワールの持ち味を最も自然体に近い手法でワインの味わいに余すところなく表現することだ。
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ルイ・ボワイヨ/ジュヴレ・シャンベルタン・エヴォセル 2022
¥15,950
【タイプ】赤 【ワイナリー】ルイ・ボワイヨ 【商品名】ジュヴレ・シャンベルタン・エヴォセル 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】12.5% 【容量】750ml 【醸造】ステンレスタンクで発酵、バリック12ヶ月(新樽15%)熟成後、ステンレスタンク5ヶ月 平均樹齢約60年。ブロションに位置するテラス状の畑で、所有区画は標高250-300mの間に4つに分かれる。薄い表土の下には鉄分を含む赤い粘土の層があり、ワインに独特のミネラル感をもたらす。しっかりと熟した黒い果実の香りに、ジュヴレらしい大地の芳香が重なり合う。優しい甘みを伴う、リッチで豊満な味わい。次期プルミエクリュ候補の声も高い、傑出したジュヴレのヴィラージュ。 ブルゴーニュの名門、ボワイヨ一族の4代目となるルイ・ボワイヨは、遅咲きの新星だ。1978年に醸造学校を卒業後、当時注目を集めつつあった父のドメーヌ、ルシアン・ボワイヨの下でワインを造り始めた。しかしその後、公私ともに長年のパートナーとなるギスレーヌ・バルトと出会い、彼女のワイン造りに関わる中で、彼が求めるワインと父が求めるワインの方向性の違いに気付いた。自らが納得できるワインを求め、遂にルイが独立を果たしたのは2003年のこと。祖父のアンリ・ボワイヨから受け継がれたヴォルネイ、そして父親から相続したジュヴレ・シャンベルタンなど、数々の素晴らしい畑を手に、シャンボール・ミュジニーでギスレーヌ・バルトと共有するセラーに移ったのである。このような経緯から、ルイ・ボワイヨは小さな個人ドメーヌとしては珍しく、コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌの両方に畑を持つ。合計7haの畑の平均樹齢は約55年と高く、中には最高樹齢が100年に達する区画も含まれる。ルイは代々受け継いできたこれらの古樹を、彼のワインを特徴づけるものとして大切に守っている。 独立当時から変わらずルイが理想とするのは、エレガントで洗練されたワインだが、難解なワインは求めていない。ブドウが育まれたテロワールと透明感あるピュアな果実を備えた、無条件に飲んで美味しいと思えるワインを目ざしているのだ。事実、ルイ・ボワイヨのワインには、優しさ、穏やかさ、そして幾重にも広がるグラデーションのような古樹特有の深みが存在する。長い年月をかけて地中深くに張ったブドウの根が、彼のワインにブルゴーニュのピノ・ノワールの真の魅力をもたらすのである。彼がワイン造りでより重要視する畑仕事は、リュット・レゾネで行われる。「心が休まるのは、畑仕事が落ち着く冬の間だけ」というほど念入りに手入れされた畑には、除草剤どころか、土壌に悪い影響を与えるとして有機農法で認められている薬剤である銅すら用いられない。土は耕し、収量も厳しく制限する。『ビオ』かどうかということにはこだわらない、ブドウのクオリティのみを追求した栽培の手法は、それまで培った経験や代々受け継いだ知恵を年々昇華させる実践主義に基づいている。しかも、毎日畑に出て不要なブドウを取り除くので、収穫時の選果がほとんど必要ない年もあるほど、その仕事は本当に細かい。彼のごつごつとした大きなヴィニュロンの手が、その証である。 醸造では、100%除硬後、自然酵母でアルコール発酵が行われる。それぞれの畑には独自の酵母が生きているため、テロワールの表現を求める彼に培養酵母を使うという選択肢はない。ピュアな果実の美しさを引き出すため、強い抽出を避け、約20日の長いマセラシオン期間中は、状況に応じてピジャージュやルモンタージュを行っている。また、オークで味わいを隠してしまわないように、熟成に用いるバリックの新樽率は低い。設立間もなく、彼はブルゴーニュ新時代の中心的存在として注目を浴びる生産者の一人となった。既に確固たる哲学を持ち、豊かな経験も備えていた彼にとっては、当然の結果かもしれない。「今や一流のドメーヌ」と称えられるルイ・ボワイヨは、ブルゴーニュ評論の権威クライヴ・コーツから、ロベール・グロフィエ、ユベール・リニエ、クリストフ・ペロミノなど、スター生産者に並んで1ツ星評価を獲得。更に、世界のワイン情報が集められた『ワイン・レポート2009』では、「最も進化の早い10の生産者」の第1位に輝いている。
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ロベール・グロフィエ/コート・ドール・レ・ジャルダン・ドゥ・マリエ・エ・レア 2023
¥15,180
【タイプ】赤 【ワイナリー】ロベール・グロフィエ 【商品名】ブルゴーニュ・コート・ドール・レ・ジャルダン・ドゥ・マリエ・エ・レア 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】 【容量】750ml ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニに畑を所有していないにも関わらず、この地にドメーヌを構える珍しいワイナリーである。区画のほとんどはジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーにあり、わずか5.4haしかないレ・ザムルーズの最大所有者(1.10ヘクタール)として知られている。ドメーヌの歴史は現在4世代目に引き継がれている。19世紀にフレデリック・グロフィエが創業し、1933年にその息子ジュール(=ロベールの父)がレザムルーズ、ボンヌ・マールを含む優良な畑を手に入れ、1953年にクロ・ド・ベーズを購入。1960年にジュールが子供達に土地を分割相続するが、果物や野菜に植え替えようとした兄弟達から息子ロベールが畑を買い取ることによって現在の畑を維持した。ロベールは自身のワインを瓶詰めして売ることに成功し、1960年代後半には息子のセルジュが学校を卒業すると同時にドメーヌに加わり、ロベール引退後はセルジュが、そして現在はボーヌ醸造学校卒業後、2004年からドメーヌに加わったセルジュの息子ニコラがドメーヌを担っている。 伝統の継承をモットーとするドメーヌであるが、世代交代の中で変革も起きており、例えば、1995年より仕立てをグイヨからコルドンへ移行。理由はブドウの葉と果実により多くの日照と風通しの良い環境を作るため。これによってカビ発生リスクの低下と、収量の自然な低下が促された。2005年からは除草剤の使用も停止している。収穫したブドウは破砕せずにステンレスタンクへと運ばれ、10-12℃で冷却される。除梗はヴィンテージによって割合を変え、自然酵母のみを用いてアルコール発酵を行う。発酵タンクを35℃という高温まで上げるのがグロフィエの特徴であるが、通常ここまで上げると酵母が熱に耐えられずに死んでしまい、発酵が止まるリスクが非常に高いため、ブルゴーニュでこれを行う人はほとんどいない。しかし、これはロベールとセルジェが好んだ方法で「ブドウからより良い要素を引き出すには良い温度が必要で、30℃ではこれができない」と高い品質を求めるためにはリスクをもろともせず、短時間のピジャージュを頻繁に行うことで高温を見事にコントロールしている。発酵後は、さらに5日前後のマセラシオンを行い、20-22℃まで冷却された後に、ようやくプレスされる。熟成に関しては、以前はより力強いヴォージュ産のものを使用していたが、現在はより優しいヌヴェールやアリエ産がメインでレモン社とベルトミュー社からほとんどの樽を仕入れている。新樽の比率はキュヴェごと、ヴィンテージごとに異なる。熟成後は無清澄、無濾過で瓶詰めされる。 グロフィエのワインは果実の濃密感と美しいミネラルが生み出す艶のある高級感が魅力であるが、クライヴ・コーツMWからは「ニュイにおける最も素晴らしい生産者の一人」、WA誌では「ACブルゴーニュからグランクリュの全ワインがそのテロワールを代表する一級品」と大絶賛される。ニコラが参画して以来、果実味がより前面に出るようになってさらに品質が向上したグロフィエは、今やルーミエ、ヴォギュエ、ミュニエと並び称され、世界最高峰のトップドメーヌとしての地位を不動のものとしている。しかし、残念ながら流通量が少なく入手が困難であるため、見つけたら絶対に逃してはならないワインである。
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ロベール・グロフィエ/ブルゴーニュ・パストゥグラン 2023
¥9,680
【タイプ】赤 【ワイナリー】ロベール・グロフィエ 【商品名】ブルゴーニュ・パストゥグラン 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】 【容量】750ml ロベール・グロフィエはモレ・サン・ドニに畑を所有していないにも関わらず、この地にドメーヌを構える珍しいワイナリーである。区画のほとんどはジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーにあり、わずか5.4haしかないレ・ザムルーズの最大所有者(1.10ヘクタール)として知られている。ドメーヌの歴史は現在4世代目に引き継がれている。19世紀にフレデリック・グロフィエが創業し、1933年にその息子ジュール(=ロベールの父)がレザムルーズ、ボンヌ・マールを含む優良な畑を手に入れ、1953年にクロ・ド・ベーズを購入。1960年にジュールが子供達に土地を分割相続するが、果物や野菜に植え替えようとした兄弟達から息子ロベールが畑を買い取ることによって現在の畑を維持した。ロベールは自身のワインを瓶詰めして売ることに成功し、1960年代後半には息子のセルジュが学校を卒業すると同時にドメーヌに加わり、ロベール引退後はセルジュが、そして現在はボーヌ醸造学校卒業後、2004年からドメーヌに加わったセルジュの息子ニコラがドメーヌを担っている。 伝統の継承をモットーとするドメーヌであるが、世代交代の中で変革も起きており、例えば、1995年より仕立てをグイヨからコルドンへ移行。理由はブドウの葉と果実により多くの日照と風通しの良い環境を作るため。これによってカビ発生リスクの低下と、収量の自然な低下が促された。2005年からは除草剤の使用も停止している。収穫したブドウは破砕せずにステンレスタンクへと運ばれ、10-12℃で冷却される。除梗はヴィンテージによって割合を変え、自然酵母のみを用いてアルコール発酵を行う。発酵タンクを35℃という高温まで上げるのがグロフィエの特徴であるが、通常ここまで上げると酵母が熱に耐えられずに死んでしまい、発酵が止まるリスクが非常に高いため、ブルゴーニュでこれを行う人はほとんどいない。しかし、これはロベールとセルジェが好んだ方法で「ブドウからより良い要素を引き出すには良い温度が必要で、30℃ではこれができない」と高い品質を求めるためにはリスクをもろともせず、短時間のピジャージュを頻繁に行うことで高温を見事にコントロールしている。発酵後は、さらに5日前後のマセラシオンを行い、20-22℃まで冷却された後に、ようやくプレスされる。熟成に関しては、以前はより力強いヴォージュ産のものを使用していたが、現在はより優しいヌヴェールやアリエ産がメインでレモン社とベルトミュー社からほとんどの樽を仕入れている。新樽の比率はキュヴェごと、ヴィンテージごとに異なる。熟成後は無清澄、無濾過で瓶詰めされる。 グロフィエのワインは果実の濃密感と美しいミネラルが生み出す艶のある高級感が魅力であるが、クライヴ・コーツMWからは「ニュイにおける最も素晴らしい生産者の一人」、WA誌では「ACブルゴーニュからグランクリュの全ワインがそのテロワールを代表する一級品」と大絶賛される。ニコラが参画して以来、果実味がより前面に出るようになってさらに品質が向上したグロフィエは、今やルーミエ、ヴォギュエ、ミュニエと並び称され、世界最高峰のトップドメーヌとしての地位を不動のものとしている。しかし、残念ながら流通量が少なく入手が困難であるため、見つけたら絶対に逃してはならないワインである。
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バターフィールド/ニュイ・サンジョルジュ 2022
¥15,180
【タイプ】赤 【ワイナリー】バターフィールド 【商品名】ニュイ・サン・ジョルジュ 【産地】フランス/ブルゴーニュ 【葡萄品種】ピノノワール100% 【アルコール度数】12.5% 【容量】750ml 【醸造】ステンレスタンク21ヶ月 【テイスティングコメント】 トロント出身の生産者デイヴィッド・バターフィールド トロント出身のデイヴィッド・バターフィールドのワインに対する情熱は、ブルゴーニュの土地とワインをこよなく愛する両親から受け継いだものである。16歳で初めてブルゴーニュを訪れた時、「決して後ろを振り返るまい。偉大なワイン造りは自分の目標なのだ」と決意したという。後にデイヴィッドはフランスに渡り、まずボーヌの醸造学校で醸造を学んだ後、ドゥー・モンティーユ、ドメーヌ・ド・シャソルネイ等で更なる修行に励んだ。そして、2004年にネゴシアン業を立ち上げ、2005年に念願の自らの手によるワインをようやく世に送り出した。彼の考えるワイン造りとは、テロワールの本質を得る事。「テロワールのエネルギーがワインの中に入っている事が重要で、そうでなければ意味がない」とまで言い切る。 『ボーヌの美しさ』を追求 そんな彼が初ヴィンテージでいきなり素晴らしいワインを造りあげた。生産本数わずか2400本。彼の想いが詰まった、これぞまさにムルソーと感じさせるアロマが口中に広がる、舌触りの良いワインができ上がった。ワイン生産者なども集うボーヌのレストランでは既に人気を博しており、大半がボーヌ内で消費され、翌年以降もボーヌ以外では見かける事が難しいワインとなってしまった。ユニークなラベルの形の『B』は彼の想いである “Beaune”、 “Beautiful”、 “Butterfield” の頭文字を表している。彼の『ボーヌの美しさ』を追求する情熱が詰まったこのワインは、今後も期待を裏切る事無く成長を続ける。
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アンリ・ボノー/シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・レゼルヴ・デ・セレスタン 2018
¥67,100
【タイプ】赤 【ワイナリー】アンリ・ボノー 【商品名】シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・レゼルヴ・デ・セレスタン 【産地】フランス/ローヌ 【葡萄品種】グルナッシュ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】 アンリ・ボノーは12世代にわたるワイン生産者の家系の出身である。2016年に亡くなった彼は、シャトーヌフ・デュ・パプで最も尊敬されるワインメーカーの1人で、ユニークな個性を持つ最高品質のワインを生産していた。 6ヘクタールの畑には主にグルナッシュ(85%)が植えられており、自然栽培のムールヴェードル、クノワーズ、ヴァカレーズもある。化学薬品は一切使わず、収量を抑え、ブドウは完熟してから収穫し、土着酵母で発酵させ、4年から10年の長期熟成を行う。そのワインは、非常に複雑で、何よりも驚くべきフィネスを特徴としており、その凝縮度の高さには驚かされるばかりである。 現在、アンリ・ボノーの息子で、アンリ氏の生前、最も多くの時間を共にし、近くでアドバイスをもらってきたマルセル・ボノーが手掛けています。 「シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・レゼルヴ・デ・セレスタン」は、キュヴェ・マリー・ブーリエ(アンリ・ボノーの妻の叔母にちなんで名付けられた)は、レゼルヴ・デ・セレスタンよりも比較的親しみやすい。力強さはないが、より複雑なこの壮大なワインは、黒い果実とスパイスの妖艶なアロマを放つ。 「レゼルヴ・ド・セレスタン」と「キュヴェ・マリー・ブーリエ」、二つのワインの造り方は全く同じだと言われています。熟成の途中で、試飲をして「こちらはセレスタン」、こちらは「マリー・ブーリエ」と決めて瓶詰めリリースさせるのだそうです。 アンリ・ボノーのトップ・キュヴェは「キュヴェ・セレスタン」。2番目が「キュヴェ・マリー・ブーリエ」です。アンリ・ボノーは基本的に、瓶詰めの直前まで、どのキュヴェに「キュヴェ・セレスタン」のエチケットを貼るか決めなかったそうです。そして、そのどちらにも選ばれなかったキュヴェが、スタンダードなシャトーヌフに、そして本人が気に入らなかったキュヴェはバルクで売りに出されます。
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アンリ・ボノー/シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・マリー・ブーリエ 2018
¥45,100
【タイプ】赤 【ワイナリー】アンリ・ボノー 【商品名】シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・マリー・ブーリエ 【産地】フランス/ローヌ 【葡萄品種】グルナッシュ100% 【アルコール度数】 【容量】750ml 【醸造】 アンリ・ボノーは12世代にわたるワイン生産者の家系の出身である。2016年に亡くなった彼は、シャトーヌフ・デュ・パプで最も尊敬されるワインメーカーの1人で、ユニークな個性を持つ最高品質のワインを生産していた。 6ヘクタールの畑には主にグルナッシュ(85%)が植えられており、自然栽培のムールヴェードル、クノワーズ、ヴァカレーズもある。化学薬品は一切使わず、収量を抑え、ブドウは完熟してから収穫し、土着酵母で発酵させ、4年から10年の長期熟成を行う。そのワインは、非常に複雑で、何よりも驚くべきフィネスを特徴としており、その凝縮度の高さには驚かされるばかりである。 現在、アンリ・ボノーの息子で、アンリ氏の生前、最も多くの時間を共にし、近くでアドバイスをもらってきたマルセル・ボノーが手掛けています。 「シャトーヌフ・デュ・パプ キュヴェ・レゼルヴ・デ・セレスタン」は、キュヴェ・マリー・ブーリエ(アンリ・ボノーの妻の叔母にちなんで名付けられた)は、レゼルヴ・デ・セレスタンよりも比較的親しみやすい。力強さはないが、より複雑なこの壮大なワインは、黒い果実とスパイスの妖艶なアロマを放つ。 「レゼルヴ・ド・セレスタン」と「キュヴェ・マリー・ブーリエ」、二つのワインの造り方は全く同じだと言われています。熟成の途中で、試飲をして「こちらはセレスタン」、こちらは「マリー・ブーリエ」と決めて瓶詰めリリースさせるのだそうです。 アンリ・ボノーのトップ・キュヴェは「キュヴェ・セレスタン」。2番目が「キュヴェ・マリー・ブーリエ」です。アンリ・ボノーは基本的に、瓶詰めの直前まで、どのキュヴェに「キュヴェ・セレスタン」のエチケットを貼るか決めなかったそうです。そして、そのどちらにも選ばれなかったキュヴェが、スタンダードなシャトーヌフに、そして本人が気に入らなかったキュヴェはバルクで売りに出されます。